王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ23)

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にじゅうさんページ23

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それ今聞くの？、、、

亜嵐くんの次の言葉を待ってる間は、耳を塞ぎたいようなでも知りたいような。

とうとう玲於の好きな子を知る日が来たって、思わず背筋が延びる。

亜嵐『ん～...それはさすがに俺が言ったらダメなやつかな(笑)』

えっ？そんな、、、

綾乃『でも、、』

亜嵐『じゃ、俺バイト行かなきゃ。二人ともまた明日ね。』

あれ？ちょっと、、、もう行くの？

亜嵐くんは自転車であっという間に行っちゃった。

A『亜嵐くんわざわざさっきの話しの為に？、、、』

綾乃『急に帰っちゃったね。。』

初めて知る玲於のこと。。。

でもやっぱりちゃんと色々考えてて中身は大人、、

子供みたいなとこあるけど。

コナンみたいって今度言ってみよう。

正直で、意外と真面目で、不器用なとこも、、やっぱり好きで。

他に好きな子がいるってわかってるのに、私全然懲りてない。

綾乃『佐野くんの好きな子って誰なん、、、あっ、』

A『え？』

綾乃『いや、何でもない。。。そういえばさ、、Aが言ってた元彼って、今はどういう関係なの？』

A『なに急に？どういうって、、、自然消滅みたいな感じだったから連絡も取ってないよ。。』

綾乃『自然消滅って、、ちゃんと別れてないの？』

A『あー、、別れようとかはなかったけど。でもだいぶ前だし、連絡も取ってないし、これって付き合ってるって言わないよね？』

綾乃『、、、そっか、前もそう言ってたもんね。。

うん。あれ？えっ、まさか、、』

A『ねぇ、さっきから綾乃一人でどうしたの？』

綾乃『...ううん。ちょっと、、まだ。。

それより！ Aはどうするの？次こそ告白するんでしょ？』

A『う～ん、、、亜嵐くんはあんなこと言ってくれたけど、私だって玲於のうわべしか見れてなかったかもって。。』

綾乃『お互いをすべて知るなんて無理だよ。
でもAは佐野くんじゃなきゃダメなんでしょ？』

A『玲於じゃなきゃダメ。。』

綾乃『だからAは佐野くんに気持ちは伝えたいって覚悟決めたんでしょ？それに亜嵐くん言ってたじゃん。佐野くん、告白は素直に嬉しいって』

A『うん。』

綾乃『とりあえずさ、急に告白するっていうのじゃなくても佐野くんが明日は話し聞くからってさっきAを探しに来てくれたんだし、明日は普通に会話することからスタートしたら？』

A『そうだね。。。』