王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ20)

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にじゅうページ20

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待って、、今3組って言った？

やばい！こっち来ちゃう。ダメ！！顔なんて合わせられない。。。

教室見渡して見つけた教卓、この下なら隠れられそう。

玲於『あ、綾乃ちゃん！...皆は？』

綾乃『着替えに行ってるよ。』

玲於『うん。いや、、着替え必要ない子、どこにいる？』

綾乃『、、、佐野くんなら簡単に見つけられるって言ってなかった？』

玲於『そうなんだけど、、今日はちょっと。。』

綾乃『待ってる人いるから？、、』

玲於『うん、まぁ、、、これは色々あって。知ってんなら教えてほしいんだけど。』

絵理『玲於ー、まだぁ？』

廊下に響く玲於を呼ぶ声。思わず唇を噛みしめる。
何で私を探しに来たの？

綾乃『佐野くん、呼んでるよ。』

玲於『...あ、うん。じゃ、、Aにさ、明日はちゃんと話し聞くって伝え、』

綾乃『それは、、佐野くんが自分で言ってあげて。』

玲於『、、わかった。じゃ、ごめん。今日は先に帰るわ。』

え、、それだけ言いに？、、、

綾乃『A？もう出てきていいよ。』

A『綾乃、、、本当に色々ありがとう。』

綾乃『まさか教卓に入ると思わなかった(笑)』

A『だって...』

何だか教卓からまだ出れない。

理恵『おまたせ～！！』

美月『あれ？Aは？』

綾乃『いるよ～。そこに。』

亜樹『え、どーいうこと？w』

亜嵐『Aちゃん、何してんの？w』

亜嵐くんが教卓に近づいてきて、覗きながら笑ってる。

A『えっと...か、かくれんぼ？』

亜嵐『じゃ、みーつけたw 』

一人でおもしろいことしてんね(笑) って優しい亜嵐くんが手を貸してくれて教卓から出た。

綾乃『私も今度教卓入ろう///』

美月『下心が透けて見えすぎ(笑)』

理恵『綾乃もAも可愛い♪(笑)』

亜樹『あれ、そういえば玲於くんは？』

亜嵐『あー、何か今日は帰る約束してる子いるって。。』

チラッと皆がこっち見る、、、

亜樹『へぇ...それって誰？』

美月『...めずらしいね。』

亜嵐『、、俺もさっき聞いたから。6組のAちゃんの友達っでことくらいしか、、。詳しくはわかんない。』

A『うん。さっき、、一緒に帰ったみたいだよ。』

理恵『A、、知ってたの？』

A『うん。』

綾乃『じゃ、ほら！そろそろ帰りますか！！ねっ！』

綾乃がそう言ってくれて何とか私の泣きそうな気持ち皆にバレないように出来たかな。。。