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「亜嵐には関係ない。。」
亜嵐『はは(笑)
あっ、ちょっと話したいこともあるしLINE教えて!』
「私は話したいことない。。」
亜嵐『警戒しないでよ(笑) これからは普通に友達になれないかな?』
「、、、。」
なんだかんだ友達に登録されたLINE。
亜嵐『よし!じゃあ俺行くわ。またね。』
もう会うことはないと思ってた。。。
別にもう引きずってるわけじゃない。
けど同窓会で言われた別れの本当の理由。
ショックじゃなかったって言ったら嘘になるかな。
でも私には今大好きな人がいる。
「気分切り替えていかなきゃ!仕事仕事!」
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、
、
、
昼休みLINEに気づく。
亜嵐【仕事頑張ってる?
引っ越したばかりで知らないから今度このへん案内してよ!】
既読して返信はしなかった。
会社終わり、急いで買い物に行く。
肉じゃが上手に出来るといいな♪
家に帰ると隆二くんと健ちゃんが居て出迎えてくれた。
健ちゃん『お疲れさん!』
隆二『来た来た♪ 今日の飯何かな〜。』
健ちゃん『おい隆二よ。本当に食うことに全力やな!』
隆二『おーよ!
あっ、それとコレ。Aにあげる。』
隆二くんから渡された小さな紙袋。
開けてみたら、私が無くしたお気に入りの口紅。
「え〜♪何で? 私が無くしたやつ!くれるの?ありがとう!!」
健ちゃん『おぉ!隆二そういうことするんや?探しもしなかったくせに、やるやんけ!』
隆二『へへん!俺のこと見直した?(笑)』
「すっごく嬉しい♪ コレだってよくわかったね。男の人が買うの恥ずかしかったでしょ?」
隆二『まーね。Aが喜ぶならいいんだ。今度は中華料理作ってね♡』
健ちゃん『おまっ、結局飯か!!』
「(笑)いーよ!今日は肉じゃがも作るんだ♪
すぐ作るね。」
その時、ちょうど臣が帰ってきた。
臣『マジで?今日肉じゃが?』
「ん。。おかえり!」
臣『ただいま。』
隆二くんと健ちゃんがこっち見ながらニヤニヤしてる。
健ちゃん『夫婦みたいやな。』
隆二『ですな。』
臣『なんだよ、お前ら。気持ち悪っ。
、、、何それ。』
紙袋を指して臣が言う。
「こないだ無くしちゃったお気に入りの口紅。隆二くんがさっきプレゼントしてくれたの♪サプライズだよ!」
臣『...ふーん。』
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作者名:ちぇりー | 作成日時:2017年6月14日 21時