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亜嵐『それなら安心!じゃ、俺こっちだから。また来週!楽しかった。Aちゃんお大事にね!』
A『あっ、亜嵐くん待って、、』
私の声は虚しく、届く前に亜嵐くんは行っちゃった。
玲於『、、、何?亜嵐くんに何か言いたかった?』
A『いや、、、バイバイって言うの忘れたから。』
そんな嘘しか出てこない。
二人きりってこんなに気まずかったっけ、、、。
玲於『あーぁ、、すげー寒いんですど。』
A『あ、先に帰っていいよ。私ゆっくり歩くし。』
このまま一人になりたい。そんでコッソリ泣くの。バス停まで何話したらいいかわかんないし。
玲於『いや、だからさ、乗って後ろ。』
A『え? 、、、乗るってまさか自転車に?』
玲於『あ...もしかして二人乗りしたことない?』
A『、、、ない。』
玲於『マジかよ。じゃ俺の肩に掴まってここに足乗せんの。わかった?やってみ。』
A『や、やだ!いいよ。私重いし。。。それに二人乗りなんて警察に捕まっちゃう。』
玲於『ふはっ(笑) 大丈夫。何かあったら俺がちゃんと助ける。』
そんな言い方 ずるいよ、、、。
玲於『ちょ、早くして。』
断れない空気。もう!どうにでもなれ!!
フラフラしながら玲於に言われた通り後ろに立つ。
A『わぁ、、、怖すぎる。絶対落とさないでね!!』
玲於『落とさねーよ。つか、フラフラしないでちゃんと掴まって。ここに手回していいから。』
玲於の方に引っ張られて、広い背中にくっつく距離。
安定して怖くなくなったけど、これじゃ近すぎる!!
玲於の香水 こんな近くで感じて、心臓がいうこときかなくてドキドキが早くなる、、、これ玲於にも聞こえちゃうかも。
玲於『じゃ、いくよ?絶対離すなよ。』
走り出した自転車。
風は冷たいけど玲於の背中すごく温かい。
A『ぃや〜〜!やっぱり怖い!!』
玲於『マジで静かにして。耳キンキンするから。』
A『だ、だって〜。やっぱり降りる〜。』
玲於『むり、慣れて。』
A『足が震えちゃうんだもん。』
玲於『そこ立ちやすいようにしてあんだけど。今度後ろ座れるようにしとく。』
、、、それ、また乗せてくれるみたいな言い方?
他の人も玲於の後ろ乗るのかな?こんな風にぴったりくっついて。
座れるようにしたら私の特等席にしてほしいって欲が出ちゃうからやめてほしい、、、。
そんなこんなで学校近く、もうすぐバス停が見えてきた。
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年7月12日 14時