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YG「俺は雇われ店長だからな。店を勝手に従業員に貸すわけにはいかない」

『そう、ですよね…』


貸してくれる気になったのかと思ったら、そうでは無いらしい。
私が項垂れると、ユンギさんは少し気まずそうに首の後ろをかく。


YG「だから…」

『はい…』

YG「あれだ…」

『はい…』


珍しく歯切れの悪いユンギさん。
何か物凄く言いづらそう。


YG「だから、俺の家に来い」

『はい…………………………………………………………え?』

YG「部屋なら余ってる。それに家事さえしてくれれば、家賃もタダだ。悪くない条件じゃないか?」

『ええ、ユンギさんはそれで良いんですか?』

YG「あぁ、俺は良い」


すごい、妄想が現実になった。

ちゃんと今回は夢でもない。
これ、現実になるならあの妄想のくだりいらなかったな…。


YG「どうするんだ?来るか来ないか」

『来るか来ないか言うてますけど、ここ、もうユンギさん自宅前ですよね?』

YG「あぁ」

『意外に逃す気なかったりして』

YG「まぁな」

『じゃあ、お言葉に甘えて。なんか夢現な感じですけど、他に宛てもないもんで』


ユンギさんは少し満足げに笑みを浮かべる。
これからどんなにコキを使われようが構わない。私はこの人に一生奉仕するわ!!!!!!


『なんでそんな優しいんですか?』

YG「別に。看板娘がいないと困るからな」


あぁ、もうやる気なさげな顔に戻ってる。残念。

改めまして、私とユンギさんの同居生活開幕開幕〜!!

***

『ユンギさんって本当に雇われ店長なんですか?』

YG「悪いか?」


少しむっとしたユンギさんの顔。

いや、そうじゃなくて…。
雇われ店長にしては家が豪華すぎやしませんか?

これが噂のタワマンねぇ。


『これもしかして、社長パターン?私、玉の輿パターン⁉︎』

YG「盛り上がってるとこ悪いが、俺は正真正銘の雇われ店長だ」

『え、じゃあなんでこんな所住んでるんですか?』

YG「副業みたいなもんだよ」

『あー、他で稼いでるんですね…』


なるほどなるほど。
あれ、でもこんだけ副業の方で稼いでるんなら、寂れたカフェの雇われ店長なんて辞めて、そっちに専念すればいいのに。


YG「ここだ」

『ガチで最上階じゃないですか。気分としてはあれっすね。援助交s』

YG「黙って上がれ」

『はい』


ま、まあ。あれか。名誉毀損ってやつか。

大人しく上がりましょう。

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設定タグ:ミンユンギ , SUGA , BTS   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ヨバラズ | 作成日時:2023年4月6日 11時

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