宇宙で1番いけない恋 (ページ3)

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YG「一生かけてご奉仕…ねぇ」

『え？』

そうユンギさんが悪い顔をしたのは、ラーメンの丼の底が見えた時だった。

直感的に『しまった』と思った時には手遅れ。

『私ソンナコト言イマシタッケー？』

YG「はぁ？」

流れる冷や汗滝の如く。

ユンギさんのいつもの気だるげな雰囲気は何処へやら。
見たことも無い程の鋭い目線で私を逃すまいと見ている。

やぁだ、Aちゃん困っちゃう。

『ほら、そんな…あれじゃないですか。一食分で一生の奉仕はさすがに、で、できませんよぉ〜…』

YG「はぁん、お前は飯さえ奢れば一生ご奉仕するってさっき言ってたけどなぁ」

『おっ、大人気ないですよ！！！』

YG「うるせぇな…」

ユンギさんがイラついたように煙草に火をつける。
吸って、吐いて…。

数回その動作を繰り返した後、ユンギさんは徐に口を開いた。

YG「俺ん家に来ればいい」

え？

『俺ん家って…ユンギさんのお宅ですか？』

YG「あぁ、部屋ならある」

『えぇーっと…良いんですか？』

YG「好きなだけいたらいい」

何それ。何だそれ。
私がそんな怪しい取引に応じると思ったら大間t...

YG「家事さえすれば家賃はタダだ」

『おおおおおおお願いします！！！！！！！！！！！』

怪しくても何でもいい！この際どうでもええわ！！！
次の住居が決まるまで、居座ってやる！！！！！

YG「ははは」

ユンギさんが笑う。意地悪そうにじゃなくて、なんだか少し優しそうに。

『お世話になります！』

こうして、私とユンギさんの同居生活がスタートしたのだった。

＊＊＊