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『もうユンギさんなんて知らないです!私が死んで看板娘がいなくて困ってしまえ!!!!!!!!』


私ははち切れそうな鞄を抱えて、またも店を飛び出した。

そしてすぐに後悔する。そりゃそうだ。
唯一の切り札を自ら手放してしまったのだから。あんなこと言ってしまった手前、もうユンギさんの元には頼みに行けない。最悪だ。全部自業自得なのに。

どうしよう。だんだん日も暮れてきた。このままこの公園で一夜を過ごせと…。



無理無理無理無理!!!!!凍え死んでしまうわ!!!
今何月だと思ってん!?2月!!!
そう、February!!!!!!
花粉症も近づいてきましたね〜じゃないんよ!!!!!

寒い、お腹すいた。

こんな時に限って己の欲望が剥き出しになる。
だが財布とは名ばかりの袋には、小銭にも満たない39円。

あっただけでも感謝しろ。サンキューなってか?
やかましいわ。

あったか〜い飲み物すら買えない。

そうかここで私は死ぬのか。
漫画ならここでユンギさんが現れて、美味しいご飯でも奢ってくれるのにな…。


『そうしたら私…この御恩は忘れませんって、一生かけてご奉仕するってのに……』

YG「言ったな?」

『え?』


今、何か…。


YG「ついて来い」

『て、店長ぉ!!!!!!!!!!』


これは夢か誠かドラマか映画か?

私の目の前には、あの極悪非道の店長ユンギさんがいるじゃないか!

なになに、やっぱり私のことが心配で追ってきちゃったの?ここから始まるラブロマンス?

私は夜の街で一層輝くその後ろ姿を追いかけるのだった。

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設定タグ:ミンユンギ , SUGA , BTS   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ヨバラズ | 作成日時:2023年4月6日 11時

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