弐 ページ4
義正は結局、父で私たちの師である鱗滝さんに預けることにした。
一週間、様子を見てもらって大丈夫そうなら最終戦別まで。ダメならそこまでという決まりで預けることにした。
日曜には会いに行くが基本的には会いに来ないようにしている。
寂しがり屋の義正にどこまでができるか試したかったから。
義正が鱗滝のもとへ立った日、私は久方ぶりに日輪刀を握った。
独自の呼吸を使っていたが、もうそれは忘れた。
だってそれは、
思い出したくもない負の記憶だから。
「水の呼吸 壱の型 水面切り
弐の型 水車
参の型 流流舞い
肆の型 打ち潮
伍の型 干天の慈雨
陸の型 ねじれ渦
漆の型 雫波紋突き
捌の型 滝壺
玖の型 水流飛沫・乱
拾の型 生生流転
拾壱の型 凪」
私が舞っている間、それを見ていた影があった。
「誰?そこで盗み見ている者は!」
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玉葉 - イナアレオリさん» そんな事言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります!! (2021年8月24日 12時) (レス) id: a305fb08bc (このIDを非表示/違反報告)
玉葉 - 義勇と杏寿郎推しさん» ありがとうございます!!義勇さん!! (2021年8月24日 12時) (レス) id: a305fb08bc (このIDを非表示/違反報告)
イナアレオリ - ムフフ、、、この作品私が大好きな小説です最新話更新頑張ってください\(//∇//)\ (2021年8月24日 11時) (レス) id: 1602b41523 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 嗚呼!思い出したからいいな。無惨はオレ達の敵絶対倒すぞ。冨岡義勇だ。完結までついていく。 (2021年8月24日 9時) (レス) id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
玉葉 - 義勇と杏寿郎推しさん» 義勇さん。ありがとうございます。思い出しました。 (2021年8月23日 20時) (レス) id: a305fb08bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉葉 | 作成日時:2021年7月19日 12時