mode：脅迫 ページ23
ふと、知らない男の声に話しかけられる。
声の方へ振り向けば、また知らない顔。
「そうやってコネシマの気を引いてんの？」
「女子ってバカみたいに生徒会好きだよなー」
「でも“女”使って試験でズルすんのはおかしくねぇー？」
そこに別の男子も加わってくる。
瞬時に緊張で心臓が縮み上がる。知らない異性に囲まれることに、本能的な恐怖で体が固まる。
「……ち、ちが、」
「あ、そうだ、腕まくって見せてよw」
「おっいいじゃんいいじゃん、マジの怪我か診断してやろーぜ」
「やめろ、セクハラって騒がれるぞw」
「ねー生徒会サマ見してよ怪我」
ニタニタ笑う男子たちが近づいてくる。
とっさに逃げようとするが、腕を掴まれる。気持ち悪い、触るな――
「はーいそこまでですよ」
ふいに、背後で聞き覚えのある声がした。
振り返ると、水色のフワフワヘアに、まんまる瓶底メガネ――チーノくんが、スマホをこちらに向けて、笑みを浮かべていた。いや、目の奥は全く笑っていなかった。まるで獲物を捕らえたような、鋭い眼光を放っている。
「な、この動画、うちのメンバーが見たらお前らどうなると思う？」
こてっと小首をかしげるチーノくん。
あくまでも、凍えそうな笑顔を浮かべたまま。
system message：温度は許容範囲内が維持されています→←〔例外処理を検出しました〕
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よぞら(プロフ) - なべるさん» コメントありがとうございます！おかげさまで続編を再度出せました〜！お気づきありがとうございます！マイペースに更新がんばってまいります！ (3月3日 0時) (
レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - やった〜続編だ〜！(最近多忙すぎて全く追いつけていない……つら)……更新早すぎじゃないですか？ 体調気を付けてこれからも頑張って下さい！ (3月2日 0時) (レス) id: e38926c3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぞら | 作成日時：2024年2月29日 22時
