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ロボロに筋トレの先生をしてもらい、怪我がよくなってきたところで、走り込みを始めた。
なにかに一生懸命に打ち込むことが、こんなに楽しいなんて知らなかった。
私は、たぶん“この私”として、初めて“なにかに打ち込む”を経験している。
にしても、日々筋肉痛に苦しみながら自習室へ通う私、本当に偉すぎると思う。
そんなこんなで。
案外順調に試験が近づいていた。
自習室へ入ると、一番乗りだった。いつもほぼ満員なのに珍しい。
席につき、さっそく教科書やノートを広げる。試験対策だけでなく、普通に宿題もあるから忙しい。
「そこ、間違ってるゾ」
「ッッ！？」
背後からにゅるっと現れたのは、やっぱり会長(偽)であった。
学校では浮きすぎている黒軍服を、今日もビシッとキメている。
「……え、どこどこ？」
「ほれ、ここの途中式」
「……あ、あー！ ホントだ！」
ケアレスミスだった。こんなもんを指摘されてなんだか悔しい。
というか、
「……今度はなんの用？」
コイツが現れるときは、きまってロクでもない“警告”――いや、“脅し”をしてくるときだ。
私が身構えると、男は「お？ コイツ学習したな？」みたいな顔をしてくる。非常にムカつくのである。
そういえば、私ったらコイツのこと殴らなきゃだったよね！？！？
「１回だけ、とは言ってないゾ」
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よぞら(プロフ) - なべるさん» コメントありがとうございます！おかげさまで続編を再度出せました〜！お気づきありがとうございます！マイペースに更新がんばってまいります！ (3月3日 0時) (
レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - やった〜続編だ〜！(最近多忙すぎて全く追いつけていない……つら)……更新早すぎじゃないですか？ 体調気を付けてこれからも頑張って下さい！ (3月2日 0時) (レス) id: e38926c3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぞら | 作成日時：2024年2月29日 22時
