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「！？」
多分、その場にいた全員がビクッとなり、驚愕に目を見開いたことだろう。
爆発音と、人を三人くらい覆えそうなもくもくした煙。それが至近距離で起きたのだ。
事故？ なんらかの攻撃？ まさかテロ！？
体に緊張が走る。逃げる体勢をとろうとして、
「エミさん！？」
コネシマがすっとんきょうな声をあげる。
と同時に、もくもくした灰色の煙から人が出てきた。
それは、制服をピシッと着た、エーミールさんだった。ケホ、と軽く咳き込みながら、煙を両手で払いのけている。
「ごめん！ ガバって変なタイミングで爆発させてもうた」
「新製品の実験を俺らですな！」
「いや、本当は空中に投げるつもりだったんよ？」
エーミールさんのペールベージュの髪には、少しだけススがついていた。真珠のような瞳は灰色がかっているようにも見えるが、限りなく白に近い色だ。
人のよさそうな微笑と、爆発、なんてものがなければ、なんというか“美人な先輩”として近寄りがたかっただろう。
「はい連行ォオ〜〜」
「クズ一名様で〜〜す」
邪悪な声は、もちろんゾムシャオ。
とうとうフェンスの向こうからやってきたらしい。
二人はコネシマの両脇をがっちりと掴むと、そのままずるずると足を引きずりながら演習場へと歩いていく。コネシマ以外眼中に入っていない様子。
コネシマは
果たして彼は明日、教室にいるのだろうか……。
ぽつり、喧騒の中に取り残される。
「……では、行きましょうか」
エミさんはそう言って、綿菓子みたいに甘くてふんわりした微笑を浮かべた。
今日の部活
豚をなでていたら書記長が「なでてる姿を見てるだけで癒されるわぁ」とニコニコしています。
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よぞら(プロフ) - まも。さん» コメントありがとうございます！文才だなんて恐縮です…（照）ですがそのようにお褒めいただけて嬉しいです！天使モードのtn氏のやわらか〜いほわ〜っとした感じを出したかったので嬉しいです…！引き続きお楽しみいただければ幸いです！ (3月11日 13時) (
レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
まも。 - 最初の「ふわ、と」で文才が開花しすぎて発狂しそうです。好きです。文才でバカボコ殴りつけられた気分です。好きです。陰ながら応援させてもらいます。 (3月10日 17時) (レス) @page1 id: b9c9a804fc (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - なべるさん» コメントありがとうございます！万人受けはしないかも…と思っていたので、神だなんて言っていただき飛び上がるほど嬉しいです！！おそれ多いですが、引き続き更新がんばります！ (12月9日 16時) (レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - 設定や文の書き方とか凄い好みでめっちゃ面白いです! 本当に神作品…もっと伸びてくれ… 更新頑張ってくださいね… (12月8日 20時) (レス) @page24 id: 41846b4a21 (このIDを非表示/違反報告)
yoakemae(プロフ) - 爛々炯々さん» コメントありがとうございます！なんと、初日からとは……！そのように言っていただきとても嬉しいです！！引き続き更新頑張ってまいります！！ (10月27日 22時) (レス) id: 281ccc1f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぞら | 作成日時：2023年10月9日 21時
