system message：アクセスを遮断しました ページ15
廊下を駆け抜けながらしゃべると、息も絶え絶えになってくる。
さっきから状況が全くわからない。よく見れば、私もショッピくんも入院服みたいなものを着ている。制服を着ていたはずなのに。
ショッピくんに手を握られていることにドキドキしているヒマがなかった。
彼の走る横顔が、あまりに焦燥と緊張にこわばっていたから。
「いいですか、部屋に帰ったらすぐに
「ね、寝る？」
「接続が切れたことはすぐにはバレません、でも次の定期アップデートが――」
バン、と。
悲鳴のような銃声があがって、ショッピくんの言葉が途絶えた。
音源を振り向く前に、また同じ銃声が鳴る。今度は私が撃たれたのだと理解しながら、
同じ目線の高さになったショッピくんが、弱々しく微笑んだ。すみません、と声にならない声がその唇から紡がれて、綺麗なアメジストが陰っていく。
『このままだと、バッドエンド一直線だゾ』
あの男の言葉が、再び脳裏をよぎった。
「ショッピくん、いや……目を開けて！」
「そっちの、俺を、おねがい……します……」
「ショッピくん！ だめだよ！ 起きてったら！！」
自分の叫び声が、ショッピくんのつむられた目蓋が、どんどん遠くなっていく。必死に手を伸ばしても、伸ばせば伸ばすほどショッピくんが遠のいてしまう。かわりに、暗闇と無音が、意識を急速に蝕んでいく。
そうして私の意識は、真っ黒に塗り潰された。
system message：システムは正常に復帰しました→←system message：IDS（侵入検知システム）が作動しました
今日のラッキーメンバー
コネシマです。ランチで「鮭食う？」とあーんしてきます。
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よぞら(プロフ) - なべるさん» 前作に引き続きコメントありがとうございます！捏造過多で、書きたいように好き放題書いていますが、そのように言っていただけて嬉しいです…！！(泣)これからもワクワクしてもらえるよう更新頑張っていきます！！ (12月23日 10時) (
レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - 続編だ!! ﾔｯﾀ! ありがとうございます… しっかりと練られた設定と幅広い描写表現でいつもワクワクしながら読ませて頂いてます…! 更新頑張ってください!! 陰ながら応援してます!! (12月22日 18時) (レス) id: 41846b4a21 (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 爛々炯々さん» 前作に引き続きコメントありがとうございます！楽しく更新できているのは色々と反応をくださる読者様のおかげですので、こちらこそありがとうございます！！あたたかいお言葉と応援、本当に本当に嬉しいです。画面の前でニヤけてしまいます…！更新頑張っていきます！ (12月18日 21時) (レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
爛々炯々(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます……！！！！更新される度謎が増え緊張感が増していく感じがとてもドキドキして読み応えがあって本当に大好きです。続編も応援しております！ (12月18日 18時) (レス) @page2 id: 941ba7a10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぞら | 作成日時：2023年12月17日 21時
