１４ ∬ 史学研究部 ページ1
「トントンさんはなぜあの部活に？」
積極的にサボるタイプには見えなかったので、尋ねてみる。するとトントンさんは、情けない話なんやけど、と前置きして、
「生徒会の仕事でいっぱいいっぱいなんよね」
と答えた。
運動部全般はもちろん、料理研究部やら裁縫部(！)やらからも勧誘があったが、全て中途半端になるから、と断ったという。やるからにはきちんとやりたい、でもやれないならすっぱりやらない。そういうスタンスらしい。
「副会長って大変なんですね」
「まあな。でもこの仕事が好きやから、打ち込めて満足しとるんよ」
トントンさんはそう言って、穏やかに微笑んだ。
その笑顔が『史学研究部』に入った瞬間、跡形もなく立ち消える。
かわりに現れた、暗殺者のごとき無慈悲な無表情。
「なんでのんきに部活してるんですかねぇ」
「……げっ、トン氏」
まさに「げっ」とした表情で出迎えたのは、紛れもなく、会長その人だった。
「明後日までの書類は終わったん？」
「いや、まだだが、明後日なら間に合う！」
「ギリギリはやめろと何度言ったらわかるんですかねぇ？？」
「ほぼできている！ それに
「また意味わからん戦術書に夢中になって！ まずは会長の仕事終えんかい！！」
まるでオカンと息子の応酬だな、なんて目をぱちくりさせていると、紅茶のいい香りが漂ってきた。
振り向くと、部屋の奥から白くて美人な爆弾魔先輩――じゃなくて、エーミールさんが出てくる。
今日のラッキーメンバー
コネシマです。ランチで「鮭食う？」とあーんしてきます。
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よぞら(プロフ) - なべるさん» 前作に引き続きコメントありがとうございます！捏造過多で、書きたいように好き放題書いていますが、そのように言っていただけて嬉しいです…！！(泣)これからもワクワクしてもらえるよう更新頑張っていきます！！ (12月23日 10時) (
レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - 続編だ!! ﾔｯﾀ! ありがとうございます… しっかりと練られた設定と幅広い描写表現でいつもワクワクしながら読ませて頂いてます…! 更新頑張ってください!! 陰ながら応援してます!! (12月22日 18時) (レス) id: 41846b4a21 (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 爛々炯々さん» 前作に引き続きコメントありがとうございます！楽しく更新できているのは色々と反応をくださる読者様のおかげですので、こちらこそありがとうございます！！あたたかいお言葉と応援、本当に本当に嬉しいです。画面の前でニヤけてしまいます…！更新頑張っていきます！ (12月18日 21時) (レス) id: 5ed934123e (このIDを非表示/違反報告)
爛々炯々(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます……！！！！更新される度謎が増え緊張感が増していく感じがとてもドキドキして読み応えがあって本当に大好きです。続編も応援しております！ (12月18日 18時) (レス) @page2 id: 941ba7a10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぞら | 作成日時：2023年12月17日 21時
