第二百二十六話【過ぎゆく過去】 ページ39
数日後────
いつも通りの時間、いつも通りの服装を着て、今日も私は探偵社に出社する。仕事の準備をしながら、頭の中で今日の予定を考えて席に着いた。
矢張り、あれから異能力が使えることは無かった。
また、使えると思って少し期待していた自分もいたが、本当に消えてしまったようだ。そう思ってから私は前線に出ることを控え、裏方に回ることにした。
大体やることは事務処理。粗方事務所の電話番や、依頼書類の作成、事務所内の掃除などなど、あと時折り太宰がサボった書類作業が流れて国木田の方に行くため、その手伝いもしたりしていた。
それでも、人の手が足りないと言う時があれば勿論手伝うこともあった。今日もそんな聞き込みの帰り道────
私は川沿いの道を歩いていた。
遠くに見える陽は周りの雲を紅く染め上げ、静かに流れる川の水面を照らす。光を受けた水面はキラキラと宝石が散らばれたように明滅していた。
いつか前もこんな日があったことを思い出す。
そうだ。敦と初めて会った日だ。
あれからあっという間に色んなことがあった。ポートマフィアに組合との戦闘、大きな戦いがあったことも既に過ぎ去りし過去のことと思う。
今日もこれで夜が来ればまた明日が来る。
暫くは大きな事件もないように、そんなこんなことを祈りながら商店街の近くを通った時......
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トキハル(プロフ) - 藍染紅琳さん» コメントありがとうございます!無事に完結することができました。そう思っていただけたのなら私も嬉しいです。私も知っている作品がありましたらぜひ読ませていただきますね(^^) こちらこそ応援してくださりありがとうございました! (2023年1月31日 15時) (レス) id: a4508594ec (このIDを非表示/違反報告)
藍染紅琳(プロフ) - 完結おめでとうございます!!トキハルさんの書く文章を読んで私、漸く作者側に戻ってみようと思うことが出来ました。今度は私の作品を読んでいただけたらとても光栄です^^本当にお疲れ様でした!! (2023年1月31日 10時) (レス) @page40 id: 94358f61cd (このIDを非表示/違反報告)
トキハル(プロフ) - 藍染紅琳さん» たくさんお待たせしてしまってすみません(┯_┯)ずっと待っていてくださりありがとうございました! 後編もまた来週くらいには上げられるように仕上げていきますので、今もう少しお待ちしていただけるとお願いしますm(_ _)m (2023年1月28日 10時) (レス) id: a4508594ec (このIDを非表示/違反報告)
藍染紅琳(プロフ) - 続編おめでとうございます!!そしておかえりなさいです!ずっとずっと待ってました^^戻ってきて下さっただけで嬉しいです!!更新応援してます!! (2023年1月28日 7時) (レス) id: 94358f61cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トキハル | 作成日時:2023年1月26日 23時