第百九十話【事件の始まり】 ページ2
パンッ!パンッ!パンッ......!
冷たい雨が降る中、三発の銃声が空に吸い込まれた。その音に遅れるかのように、ドシャッと重たい何かが水溜まりに落ちる音が響く。
だが、どんな雑音もすぐに雨音が掻き消した。
銃を持っていた男はただ必死に肩で息をしながら震えていた。そして、信じられないものを見たように目を見開き続ける。
男が撃ったのは人ではない。
いや、それには少し語弊がある。
何故なら、それは人の形をしているが人ではない何かだったからだ。
人間と同じような四肢と頭部がついている。だが、撃たれた筈の箇所からは生きている者を示す血液などは一滴も流れていなかった。
人間の模倣をした機械。人造人間。
多くの物語として登場していた所謂アンドロイドだった。
この一体のアンドロイド襲撃事件がこれから大きな事件を巻き起こすなど、この時誰も考える余地などなかった────
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トキハル(プロフ) - 藍染紅琳さん» コメントありがとうございます!無事に完結することができました。そう思っていただけたのなら私も嬉しいです。私も知っている作品がありましたらぜひ読ませていただきますね(^^) こちらこそ応援してくださりありがとうございました! (2023年1月31日 15時) (レス) id: a4508594ec (このIDを非表示/違反報告)
藍染紅琳(プロフ) - 完結おめでとうございます!!トキハルさんの書く文章を読んで私、漸く作者側に戻ってみようと思うことが出来ました。今度は私の作品を読んでいただけたらとても光栄です^^本当にお疲れ様でした!! (2023年1月31日 10時) (レス) @page40 id: 94358f61cd (このIDを非表示/違反報告)
トキハル(プロフ) - 藍染紅琳さん» たくさんお待たせしてしまってすみません(┯_┯)ずっと待っていてくださりありがとうございました! 後編もまた来週くらいには上げられるように仕上げていきますので、今もう少しお待ちしていただけるとお願いしますm(_ _)m (2023年1月28日 10時) (レス) id: a4508594ec (このIDを非表示/違反報告)
藍染紅琳(プロフ) - 続編おめでとうございます!!そしておかえりなさいです!ずっとずっと待ってました^^戻ってきて下さっただけで嬉しいです!!更新応援してます!! (2023年1月28日 7時) (レス) id: 94358f61cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トキハル | 作成日時:2023年1月26日 23時