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少し体をよじらせると、ぎしっとベットが軋む。
何、これ。どういう状況？
何か言おうにも、混乱しすぎて声が出ない。
今までにない至近距離に、鼓動が早くなる。
彼の色気混じりな瞳を前に、まるで魔法にかかってしまったように目が離せなかった。
と、彼がゆっくり口を開く。
「お前さ、警戒心薄すぎんだよ」
『え、と……それはつまり？』
言葉の意味がいまいち掴めず、首をかしげる。
警戒って、何を？目的語抜けてますよ、サベダーさん。
「まだわかんねえのかよ……仮にも男に、布団の上でマウント取られてよく平気でいれるな」
その言葉の意味を理解するのには、そこまで時間はかからなかった。
『……っあ』
ぶわっと火がついたように、顔に熱が集中する。
確かに、普通に考えたら危ないよね。
いくら私とはいえ、今は怪我もしているわけだし……
「やっとわかったか、相手が俺じゃなかったら終わってたかもな」
ふん、と鼻をならしながら、ナワーブが私の上から身を退ける。
ほっと息をついて、私は胸を撫で下ろした。
『でもさ、まさかナワーブが私なんかを襲うことないでしょ？まず私のこと女として見てないし』
そう言いながら上半身を起き上がらせ、少し乱れた髪を手ぐしで整える。
そんな私を見て、盛大なため息をつくナワーブ。
「はあ、やっぱりバカだな」
はぁ！？と反論しようとする前に、また彼が口を開いた。
その一言に、出てくる言葉を思わず呑み込んだ。
「女と思ってなかったら、さっきみてえなことしねーよ」
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ノア - いい話でした!!!でも完結しないで欲しかった!!!なんか寂しい!!! (2021年9月16日 18時) (
レス) id: d3532bbf31 (このIDを非表示/違反報告)
ソーダー - 完結おめでとう！！ナワーブかっこよかったなーこれからも頑張れ (2020年1月23日 18時) (レス) id: 54c7bc329a (このIDを非表示/違反報告)
主人公(プロフ) - 完結おめでとうございます！ナワーブくんと夢主ちゃんの葛藤……二人とも幸せになって良かったです！イライくんは…ちょっと悲しいけど…とても素敵なお話でした！ (2019年8月14日 8時) (レス) id: b1a69e75f8 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - 完結おめでとうございます、とても素敵な作品でした。次のお話も期待しております (2019年8月14日 3時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぴら(プロフ) - setuna7014さん» 率直なコメントとっても嬉しいです、ありがとうございます！更新頑張ります…！ (2019年8月3日 23時) (レス) id: 3f5b5addce (このIDを非表示/違反報告)
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