ダンボール戦機Ｗ【大空ヒロ】僕のお姉ちゃんはＬＢＸの神なのですっ！ｐａｒｔ4 (ページ16)

今日:11 hit、昨日:3 hit、合計:26,540 hit

ＮＩＣＳ会議ページ16

コブラ「平和記念公園で大統領が暗殺されていたら、そうなっていただろうな。Ａ国の株式市場は、世界経済に大きな影響を与える」
拓也「長官、その方面からの調査を始めたいと思いますが・・・」
拓也は長官を見上げる。
長官「そうだな、よろしく頼む」
拓也「はい」

バン「ディテクターは、アルテミスまでもテロに利用した。許せない・・・」
バンは、うつむきながらも憎々しげにつぶやく。
ジン「バン君、それはここにいるみんなが同じ気持ちだ」
ジンのその言葉で、バンが顔を上げる。
顔を上げると、全員(退屈そうにあくびをしているフウカ除く)が、バンを見つめていた。
ヒロ「それにしても、ディテクターのテクノロジーは、敵ながらすごいですよね」
オタ「そうデヨ。これだけのテクノロジーが使えるということは、ディテクターには、相当な科学者が付いているとしか考えられないデヨ」
オタクロスは腕を組みながら、真剣な面持ちで言う。

長官「科学者、か・・・」
長官は考え込む。
コブラ「確かに、その方面から調査を進めるのもありだな」
コブラはペンを回しながら言い、拓也がそれを冷たい目で見つめる。
拓也「その後、オメガダインに何か動きは？」
長官「オメガダインは政府の査察を受け入れ、アルテミスでМチップの安全性を世界にアピールすることができたそうだ。今は慎重に進めていくしかないだろう」
拓也「そうですか・・・」

長官「ディテクターとは、いったい何者なのか。そして、その目的は？さらなる調査を進めたい。ミスター宇崎とコブラはディテクターに関連しそうな情報の洗い出しを」
二人は立ち上がる。
コブラ「了解」
長官「オタクロスはインフィニティネットの監視強化を」
オタ「分かったデヨ」

長官「我々ＮＩＣＳは、オメガダインの監視を強化する。そして、ＬＢＸプレイヤーの諸君。山野バン、大空ヒロ、大空フウカ、花咲ラン、海道ジン、灰原ユウヤ、ジェシカ・カイオス。これからの戦いは、これまで以上の困難を要する。各自、万全の態勢でできるよう、準備を整えておくように」
全「はい！」

フウカは、指令室から出ると、だれもいない廊下で誰かと電話していた。
フウカ「いいの？博士、悪者にされてるけど」
？『ああ、それを承知の上でこんなことをやっているんだ』
フウカ「そう、ならいいけど。ねぇ、バンたちにも協力を・・・」
？『駄目だ！』
電話の相手が急に大声で叫びだす。

続く