◇* ページ42
私の推しを語りに来たんですから、推し語りの方をさせて下さいよ。
別に私自身の情報を抜こうが向こうさんに伝える手段なんてこの場に存在しないんですよ？仕事したって意味無いの、理解してますよね？
話を戻しましょう。
同僚は皆有能ですが、その中でも有能という言葉を冠するに一番相応しい御人はやはり書記長様でしょう。
彼は上司の二つと無い右腕です。腕前は勿論のこと、異常事態が起きようとも素早く立て直し、冷静に状況判断、それに伴い周囲に命を下せられるオールラウンダー。書記長という地位を与えられるのも納得しか出来ない有能さに何度見惚れたことか。ｷｬｰﾄﾝﾄﾝｽﾃｰｷ!
普段は大天使(DT)(有能限定)と呼ばれる程の優しさの塊である彼が戦場や内ゲバにて堕天する姿をおかずに白米三杯はいけますよね。
…お顔が引き攣ってますよ？まだまだ続きますから、耐えて下さいね。
アナタ、外交官様のコトは知っていますか？
───男は恐怖で震える喉を抑えつけ、掠れた声でその質問に否と答えた。
───ハイライトの無い沈んだ双眸が男を貫く。
何知らん振りしてるんですか？知らない訳ないですよね？だってアナタ、███なんですから。
……ま、良いでしょう。
外交官様の全てを見透かすような観察眼と状況に応じて言葉を巧みに操り繰り出す口撃で味方に有利な条約を結ばせるその御業、素晴らしいの一言に尽きます。それに知識量も、あの人には劣りますが歴史の面だけで言えば彼が一番審らかなのですよ。彼と上司の歴史談論にはお恥ずかしいことについていけた試しがありません。
自身のことをJKと称している割に腕っ節が強いというギャップもこれまた良いんですよ。更に彼は自分磨きを怠らない人故に会う度に美しくなっていっているんですけどあの人は私のことを尊死させたいんですかね？
……鼻で笑えるくらいの余裕はあるんですね。
何か言ったか、って、別に何も言っていませんが。嗚呼！とうとう幻聴でも聞こえてきました？
……は、ジョーダンですよ、ジョーダン。そうカッカしないで下さいよぉ。
ホンット耳障りですね。
───彼女の艶がかった口唇を撫でるように重々しく息が吐かれる。
───錆び付いた部屋が凍りつくような沈黙に包まれ、些細な音でも簡単に拾うことが出来た。
─────そう、例えば
『刃が空を斬る音、とか？』
───男が最期に見たのは、自身に興味を無くし後片付けを始める憎き女の背部であった。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
