【小噺】ある拷問官のおしごと* ページ41
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───ガシャンっと大きな音を立てて金属製の重い扉が開かれる。
───そこから顔を覗かせたのは、此処一帯の管理責任者でありd国軍幹部のカタカナ本人であった。
───彼女は少し先で座り込んでいる とある男の方へ目線を合わせると、軽薄な笑みを浮かべ愉しげに声を掛けた。
やぁ。ご機嫌いかがですか？
ふふ、此処での生活はどうです？もう三月も経ちますし、そろそろ慣れてきた頃でしょう？
……あは、そんな睨みつけなくても良いじゃあないですか。
今日は私、アナタとお話するって決めたんですから さいごまで笑顔でいて下さいね。アナタは選ばれたんですから。
"何を話すのか"って、私の
───はく、と目の前の男が口元に薄気味悪い笑みを浮かべ女を煽るように言葉を紡ぐ。
───瞬間、金属同士がぶつかり合い、恐怖を呼び起こすような男の悲鳴が上がった。
はぁ…別に胡乱な目で見られても痛くも痒くもありませんが、流石に彼らを侮辱するのは頂けませんねぇ。
今後の為に特製チョーカーでも注文しておきましょう。
さて、突然ですが私はオタクなんですよ。同僚と上司の、重度の限界オタクなんです。
ここからはただのオタ話になるので聞きたないって言うなら今直ぐに立ち去って下さいね。
……そういえば逃げられないんでした。あは、うっかりうっかり。
ンじゃまぁ話しますか。
私には優秀な、非ッッ常に優秀な同僚と上司がいるってことは言いましたね。…え、優秀とは言ってない？あ〜、まぁ細かいことは気にしない気にしない。大元が合っているならそれで良いのです。
私の同僚は全部で13人。優秀故にそれぞれが何か重要な地位に就いていて、上司を支えています。
特筆すべきは彼らの仲の良さ、皆さん相手に気を許してるおかげで互いの距離がとても近いんですよね(一部を除き)。更に顔も良い。も〜〜貢ぎたい、貢がせて、もっと働かせて役に立たせて切実に……
＿嗚呼御免なさい、時々よく昂りすぎた感情が口から溢れてしまうのですよ。ホント、これが原因で私が皆のオタクだってこと彼等にバレたらどうしてくれるんですかね全く。
"もしオタクってバレたらどうするか"？
うーん、そうですねぇ。結局は皆の反応次第ですが、嫌悪感を抱かれれば此処から出て行きますよ。オタクは死んでも辞められないですし、私が居ることで気を悪くさせるのなら自死を選びます。
……て、イヤ私の事はどうでもいいんですよ。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
