整理整頓 ページ5
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定期検査などを済ませ、入院してから一週間が過ぎた。
記憶を思い出したせいで荒ぶっていた心も大分収まったと思う。
さて、突然だがここで自分の事を整理しようと思う。色んな記憶がごっちゃになっているからちゃんと分けんとアカンわコレ。
まず前前世。ここでは一度目*としよう。
一度目*の私は何の変哲もない社会人且つオタクだった。
何のオタクだったか、なんて言うまでもないだろう。いつも通りノルマ達成に向けて必死で働いて、帰宅後は彼らの動画やマガを漁る、そんな日々を満喫していた。
彼らを知る前の私は随分ツマラナイ人間やったと思う。
親に言われた人とだけ友好関係を持ち(結局大学まで交友が続いた人は居なかったが)、親に指定された学校に進学し、親に指定された会社に勤め、月一で仕送りをする。
周りからは親思いの子なのだと思われていたようだが、実際は恐怖という名の糸で吊るされている典型的な
感情を表に出すこともせず、過ぎ行く過去を振り替える事もせず、その生き方が、親の言いなりになる自分が絶対に正しいんやと疑いもしなかった。
今思うと結構ヤバい。両親に似て頭パッパラパーやったんよ、あん時までは。
彼らに出会ったあの日。
霰が降るほど寒い冬の日のことだった。
会社内で偶々話す機会があった同僚に、自分の趣味を聞かれた。
私自身あまり会話を続けられるような面白味のある人間じゃなかったから、多分シーンとした空気に気まずくなったんだろう。それが、キッカケだった。
勿論当時の私に趣味嗜好なんてある訳もなく、嘘をつく意味もないので正直にそう言えば彼女は唖然とし、絶望したような、可哀想なものを見るような表情で此方をガン見した。
曰く、私の生き方は人生の半分以上を損しとる！ と。
気まずそうに対面していた同僚は、先程とは打って変わってオタク口調とやらで熱く語り出した。その勢いに流された私は彼女がハマっているという実況者を見始め、やがてその実況者と彼らがコラボしている動画に当たったのだ。
最初は只の知識欲だった。かなり人数が居る彼らの声や姿を正しく見分ける為に沢山動画を漁り………気が付けば
恐ろしく深い沼、私じゃなきゃ溺れちゃうね(手遅れ)。抜け出せるはずないやろあんなん。
これが沼ハマと言うやつか、と一人納得した。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
