邂逅、会合 ページ23
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彼らの邂逅から少しばかり刻が進み同日、日が地平線に触れかかる頃。
普段から多忙故に幽霊と化しているメンバーを含む部員全員(+α)がゲーム部の部室に集結していた。
「さて…これより第六十二回我々議会を始める」
前世から染み付いた台詞を流水の如く発し、上座に座った男はスゥと目を細め対席にいる人物を見詰める。
空気が張り詰め、何時になく落ち着きが無い部員基仲間たちに長である彼は喉を鳴らし、ワニを煮詰めて凝縮したような邪悪さと、脳を矛で突き刺されたと錯覚してしまう程(相手の視界に対する)暴力に特化した妖しさが奇跡的な塩梅で混じり合った、大変魅力的な笑みを浮かべる。前世と1ミリも差異のないその含み笑いに部員たちは、何処か呆れたような、嬉しそうな表情を見せ、彼の言葉に答えるように息を吸い込んだ。
「つまり、アイツらに記憶がある素振りは今まで居った中じゃ一切見れんかったっちゅーわけやな？」
「うん。まぁゾムは兎も角カタカナはホンマに無いかは分からんけど、初対面の時も平然としとったし無いよりかなーって」
そう言って、論田紗緒ことシャオロンは件の記憶を掘り起こす。
まだシャオロンが中学の頃、最初に出会った天久保陽呂ことロボロには、自分と同じ前世の記憶というものが在った。
今世では初めて出会った、否、再会した前世の仲間である彼。しかも記憶まで在るときた。
もしかしたら他の仲間も同様に、この平和で緊張感もへったくれも無い世界に生まれ変わっていて、同じように記憶も持っているのではないか。前世のようにまた、仲間と楽しく無茶苦茶出来るのではないか。そう心を躍らせるシャオロンだったが、次に出会った結縁希に記憶のある素振りは一切見られず、更に芋ずる式に会えた卯月Aも結局希と同様結果は変わらなかった。
寂寥感に包まれると同時に、記憶を持っているのは自分たちだけなのではと、そう考えてしまうのは必然だろう。
然し、ソレを覆したのは幸運かそれとも運命か、高校で再会した他の仲間であった。
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捏田球稀/コネシマ
[概要]
私立茶山高等学校ゲーム部の部員…？(今世は忌み子では)ないです。
前世はd国軍の第一前線師団団長。総統閣下の忠犬であり狂犬(チワワ)、迷子常習犯でもあった。
本編時空では茶山高校1年A組。同クラスに"相棒"がいるらしい。得意科目は国語。苦手科目は科学と家庭科。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
