◇ ページ22
一つ、奥に居た気配が近付いてきたかと思えばまた扉が開かれる。向日葵のような髪色をしたその人物は己の為人を表したような眩い笑みを浮かべ、宇都宮さんたちの方へ駆け寄った。
「エミさ〜ん来たでー」
「コネシマさん！丁度良え所に来てくれました！」
「タイミングバッチシやん」
「んん？何が？」
待ってましたと言わんばかりに永見さんと宇都宮さんが振り向き、彼の到来に二人は拍手喝采の勢いで褒め称える。が然し当の本人は訳も分からず首を傾げるのみで、予備知識があるからなのかその様は可笑しな挙動を取る主人を見詰めるわんこにしか見えない。……チワ(不適切な内容である為削除されました)
「丁度今俺らの自己紹介タイム入っとってん。ほら、シッマもちゃんとご挨拶しなさい」
「お前は俺のオカンかて」
「うふっ、今日からアタシが貴方のママよ♡」
「キッツ」
コントを地で行くような謎の疾走感のある会話を交わす二人に周囲の空気が緩む。心做しか、皆の表情も和らいだような気がした。
今世でも
辛辣な返しに傷付いたような
「どうも皆さんコネシマでーす！」
「フルネームでおk」
「あ、はい。えー
「………、えっ、終わり！？」
「？おん」
それがどうしたと言わんばかりに純粋な瞳を返す捏田さんに対し宇都宮さんはふい、と目を逸らして額を抑えた。隣では永見さんが困ったような表情をしながらも慈愛の籠った眼差しで二人を見守っている。前世でも稀によくあった所謂
「俺らも自己紹介しよか！」
「せやな！」
流石気遣い上手の論田さんとそのマブダチの天久保さん。空気読み◎である。
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永見瑠斗/エーミール
[概要]
私立茶山高等学校ゲーム部の部員。
前世はd国のとある学舎の教授に就いており、グルッペンに国民の叡智向上要員として連れて来られた。
本編時空では茶山高校2年E組。得意科目は国語。苦手科目は特に無し。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
