impostor 2

62 hayato ページ13

今日もみんなで打ち合わせで、事務所に集合





メンバー会議をしていると、マネージャーさんが「お前らにいい話持って来たぞ〜」って





「なんすか？」
「はい、じゃーん！」






って、机の上に置かれたのは株式会社LDH JAPAN様と書かれた一枚の紙。







「………要するに、CMのオファー？」
「そう！しかも見て！差出人」
「おっ！俺もここの使ってる〜。てか、日本人ならみんなじゃない？」





玲於の言葉で覗き込むと、そこに書いてる会社名は、Aちゃんが働いてる会社で、






「亜嵐くん、ここ」
「Aのところだね」





って、2人でコソコソ話す。





Aちゃんの会社、有名なカード会社なんだけど、今回は10代でも作れるクレジット機能なしのポイントカードらしくて、10代20代がターゲットだから俺らにオファーが来たらしい。






「まぁもちろんOK出したから日程きたら教える」
「はーい」






涼太くん、何にも反応しないってことはAちゃんが働いてる会社知らないってこと？







「ねぇ、亜嵐くん。Aちゃん撮影来るかな」
「さぁ。聞いてみるわ」
「久しぶりだなぁ」







涼太くんとさよならしてからAちゃんと全然会えなくなったし






事務所にも来てくれなくなったし






まぁAちゃんは涼太くんになるべく会いたくないだろうし、涼太くんも気まずいだろうけどね

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