転生先がシャドウサイドの世界とか、そんなのアリですか！？ (ページ3)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:3,932 hit

2 ページ3

『痛っ......』

目が覚めると、何もないただ真っ白な所に居た。
変な体勢で倒れていたからか、体中のあちこちが痛む。

『っとに、何なのよ..........！』

最悪。今日は死にそうに運が悪い。
体に着いた砂を払い、立ち上がる。

盛大な溜め息をつくと当時に不意に後ろから、凛と澄んだ声が聞こえた。

「お目覚めになったのですね？」

私は声も上げずに、反射的に後ろへ下がった。それはもう、普段では想像もできないようなスピードで。

待って待って待って待って！！！！！
心臓止まるかと思った.........！
てか、人いたの！？ヤバイ、さっきの聞かれてた！？
折角、長年の時をかけて築き上げた、私の【死神】がぁぁぁぁぁ！

「話しても宜しいですか？【白石Aさん】。またの名を【死神】さん？」

やっぱり、知ってるし！

あぁ、やだ。消えたい。
誰に今の事が知られたかを確かめるために顔をあげる。
目の前には見たことも無いような、美少女、完璧に二次元の存在が佇んでいた。

少女は軽く咳ばらいをしてから「では」と話始める。

ではって！まだ貴方に対して何も言葉を発して無いんですけど！？拒否件は無いんですね？そーですよね～。
こんな感じの世界じゃお約束ですもんねー(棒)

「貴方が助けた、あの少年。実は二十年後、世紀の大発見をして沢山の人々の命を救うのです。」

声まで完璧アニメ声とか何？これは夢ですか？誰かーほっぺたつねってー！

内容などほとんど頭に入って来なかった。というより頭が現実に追い付いていかなかった。