STORY10 呪印 ページ11
Side Commander
“どうしよう…ドクターが、さらわれたッ!”
ファルコンからの無線。それに皆動揺を隠せなかった。
「え…うそ、ドクター…。」
SHINOBIが力なく言う。
ああ…俺のせいだ、俺の責任だ。
「皆、すまない…とりあえず向かおう。」
皆、顔色は悪かったが埒が明かない。
スコープがSHINOBIの肩を優しく叩いた。
「うん…!」
「皆…本当にごめんッ!」
目的地に着くと、項垂れたファルコンが。
目は水分を含んでて、なんかかなり心配…。
「とりあえず…何があったの?」
ソニックが優しく聞くと、ファルコンが口を開いた。
「それが…。」
.
「そうだったんだ…。」
バレットがポツリと言う。
手だけだの、闇が飲み込んだだの俄かに信じ難い。
…けど、ファルコンが噓を付いてる様には見えなかった。
「ごめん、俺のせいで…。」
「大丈夫、ファルコンは悪くないよ。」
ファルコンを優しく宥めるラピッド。
その言葉を受け止めたのか、ファルコンの瞳には光があった。
「とりあえず、森の奥を探せ。大体、敵はそういう場所にいる。」
『うん!』
皆で森の奥に入って暫く経った時、変化が。
「ぐッ…ぐあああぁァッ!!」
背中が、熱い…痛い。毒牙の呪印が…。
あまりの苦しさに蹲っていると、皆が来た。
「こ、コマ…大丈夫、!?」
「ああ…だい、じょぶ…。」
「無理するなよ。」
今まで、全く口を開いてなかったギークが来た。
そして、俺を撫でながらこう言う。
「コマンダーがいないと困るけど、どう見ても戦闘に参加できる状況じゃない。
顔色も悪いし汗も多いし意識が朦朧としてる。
コマンダーの事はあんま強くない俺に任せてくれないかな。
バレット、愛しのコマちゃんを守るから。」
バレットは、任せたよと返事。
「ぐッ皆、すまない…SHINOBI、たの…んだ。」
「任せて。」
そう言って彼らはまた森の奥へと向かった。
192人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
日波 輪廻(プロフ) - 葉月さん» 毎度ありがとうございます。これからも頑張ります(*^^*) (2018年6月20日 0時) (レス) id: c176ade700 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - さすがです!更新頑張ってください(〃ω〃) (2018年6月19日 23時) (レス) id: dca81bc790 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あの、日波さんの新作のパスワード教えてもらえませんか? (2018年2月3日 14時) (レス) id: 4f20ba1154 (このIDを非表示/違反報告)
日波 輪廻(プロフ) - わたがしさん» 分かりました!掲載しておきますね。 (2018年1月25日 20時) (レス) id: 026478b8bf (このIDを非表示/違反報告)
わたがし - あの、すみませんm(__)mだれがどのメンバ―だか忘れちゃったので簡単にまとめていただけませんか? (2018年1月25日 19時) (レス) id: 52424801fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日波 輪廻 | 作成日時:2018年1月14日 0時