俺、メンバーから愛されてます。(JUMP×ym)

#10　大ちゃんのお嫁さん ページ10

「はい、ここが俺ん家。」


「うん、知ってる。」


そんな下らないやり取りをして彼の家の中に。


そして、彼のリビングのテーブルに目をやると…


「ねぇ大ちゃん。これ…何だよ！」


ふりっふりのエプロンがあるではないか！


薄ピンクでポケットがハートのミニスカエプロン。
やっぱりメンバー、俺の性別間違えてる。


「これ、あと7人の時も使うから。」


「え、嫌だ。」


そう拒否すると大ちゃんは急に
雄の顔になって、俺を抱き寄せる。


「へ〜｡じゃあ全員で涼介襲って良いんだ？」


いや、良くねぇよ！そういう案作ったの誰だよ!?
いのちゃんか知念辺りだろうな。


とりあえず目先のこいつがやたら雄っぽいから
胸の鼓動が速くなるのを感じて…。


「わ、分かったよ…着る、着ます！
昼ご飯、オムライスで良い？」


「え、嘘!?やった〜！」


え、何このギャップ。
大ちゃんってこんなだった…!?


仔犬みたいにきゃんきゃん吠えてる癖に、
こういう時にオス岡君になるんだよなぁ…。


何となく、大ちゃんが人気な本当の理由が
今日女子目線になってやっと分かったかも。


大ちゃんを選んだらきっと、
仔犬なオス岡君にきゅんきゅんするんだろうな。


目の前で美味しそうに
オムライスを食べる彼を見てそう思った。







＿＿＿＿＿

新作(バレコマ/ゆとやま)
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ynymcnytei7/

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