俺、メンバーから愛されてます。(JUMP×ym)

#17　薮ちゃんの一日お嫁さん ページ17

「やーぶちゃん!」


「お〜りょーすけぇ♡」


あ〜も〜可愛い俺のぷにゅ吉なんて言って抱き締めてくる
ニコニコおじさん…もとい薮ちゃん。


「もう涼介は今日も可愛いなぁ♡」


「もう薮ちゃんは通常運転だね。」


必殺･半オウム返しを使い家の中へ。


「うわ〜薮ちゃん家だ〜!」


「え〜何それ〜。」


なんて笑ってる薮ちゃん。にしても、家変わんないなあ…。
永らく行ってなかったけども。


「よし、エビピラフ作ろ、エビピラフ。」


「あ〜俺も手伝う!」


「あっ、御丁重にお断りします。」


「え〜なんで。光は手伝ってたのに。」


「だって光君は得意だけど、薮ちゃんは…。」


なんてやり取りをしてると、あの光君ん家でのやり取りを思い出した。
光君がいきなり傷口舐めるから…。


「おい。」


「ん…っ!?」



何だろ、と思ったら、グイっと引き寄せられて…。


「ちょっ…何…薮ちゃっ…。」


「俺の目の前で他の男の事考えてんじゃねーよ。」


気付いたらニコニコおじさんはいなくて、
ただ帝王様がいるだけで…。


悔しいけども、確実に心拍数は上昇してる。


「……っ。」


「俺だけで頭ん中一杯になったな?」


「はいっ…。」


そんな帝王様を置いて、キッチンに向かった。









.









「よーし、エビピラフの完成っ!」


そんなこんなで昼食の出来上がり。


「お〜美味そう!」


「どう?食べてみそ!」


なんて、やや古いネタを言って勧める。


「あ〜美味い!」


「良かった、知念も喜んでくれたんだ。」


「…あ?」


「何もないです。」


薮ちゃんのお嫁さんになったら、
ニコニコおじさんと帝王様に愛されるんだろうな、なんて考えた。

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