俺、メンバーから愛されてます。(JUMP×ym)

#13　いのちゃんの一日お嫁さん ページ13

「マイハニー会いたかったよぉ♡」


「っ…るっせえな、変態」


とか言いつつ、本当は嬉しかった…なんて言えば調子に乗るだろうから言わず。


「さ、上がって上がって〜♪」


「お邪魔します…」

そういえばろくにいのちゃんん家に行ってねえなと思い出す。
今日はその分おもてなしてあげよ。






「山田何作るの?」


「んっとね〜白米に合う和食。」


なんて言うと、子供みたいに喜ぶいのちゃん。
そんな彼を見て少し嬉しくなった…




「おぉ〜美味そう!」


食卓に並んだのは、金目鯛の煮付けと、味噌汁と漬物と白米。
ユネスコ無形文化遺産の和食である。


「ふふ…いのちゃんの為に頑張ったんだよ?」


なんて、ハムスターみたく口いっぱいにご飯を詰め込むいのちゃんに言う。
すると彼は可憐に微笑みこう言った。


「ふふ、本当に可愛い、そして美味しい♡本当いい奥さんになるよ!」


とほざく。俺、女の子と結婚するんだけど。


「っつーかいのちゃんネコじゃないの!?」


この、俺なんかより可愛い彼に言う。


「何言ってんの?俺はタチ、山田はネコ!」


…やっぱりこいつ頭のネジ吹っ飛んでやがる。頭いい癖に!


「い、いやね…?」


「ふふ…油断してるとハジメテ奪うから…」


「バ、バカ…」


いのちゃんのお嫁さんになったら、日々色んな意味で愛されそう…。
目の前の変態を見て思った…。

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