俺、メンバーから愛されてます。(JUMP×ym)

#11　知 念の一日お嫁さん ページ11

「りょーすけ！会いたかった…かもしれない。」


「えっ、酷い。」


出会ってから数秒で、某秋葉原アイドルの
マイナーコードの方のタイトルを言われる俺。


流石知念さん。割りと傷付きましたよ。


「ウソウソ。とりあえず今日はよろしくね♪」


「おう。今から餃子作るから。」


「お〜！流石気が利く♡」


一日お嫁さんではみんなの好物作ってあげよ。
大ちゃんの時からそう思ってて。


…でも、知念がテレビを観てて、
俺が料理をするってさ、お嫁さんってか
『日常風景』だよコレ、やまちねの！


まぁ…悲しかなちねやまだけど。


「…よし、こんなもんかな。」


俺は火を止めて、餃子を皿にのせる。
形も良いし、味も良さげだし。


知念も喜んでくれるだろうな〜。


「知念〜ほら、出来たよ。」


出来立ての餃子を彼の前に提示すると、
テレビを消して、それを見る知念。


「お、美味しそう。流石りょーすけ♡」


「ふふ、ありがと知念。」


俺がそう言うと、彼はおもむろに動き始め、
どういう訳か、俺を組強いた。


「ち、ちねっ…これはどういう…」


「ねぇりょーすけ？涼介は今日一日、“知念 涼介„なんだからさ、
知念呼びはやめてよ、ゆーりにして？それかあなたかダーリン♡」


酷い…他の2つが酷過ぎる。


っていうか、どんなとこに拘んだよ！


でも俺は今日一日は、彼のお嫁さん。
彼の言うことは絶対だから…。


「ゆ、ゆーりっ…」


「ヤバい…可愛い、涼介♡」


いや、めっちゃ恥ずかしかったんだけど！


…って、餃子食べてるし！


「あっ、これめっちゃ美味しい♡」


「…ありがとうございます。」


知念のお嫁さんになったら
小悪魔に翻弄されっぱなしになるのかな。
そう思った1日でした。

#12　光君の一日お嫁さん→←#10　大ちゃんのお嫁さん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す