Love Holic(JUMP×JUMP)

ばいばい。(ar×ym) ページ1

Side Ryosuke



「山田。」

「ん、どした。」

「バイバイ。」

「…っ。バイバイ…。」


こんな他愛もない挨拶を繰り広げてるのは、
俺と、クラスメイトの有岡大貴。


有岡…大ちゃんとは小学校からずっと一緒で、
ずっと想い人だから、挨拶だって戸惑う。


「りょーすけ良かったじゃん〜。
愛しの大貴と挨拶出来たんだからぁ。」


「…るっせーな。」

今、俺を茶化して来たのは幼馴染みの知念。


隠す事は何一つ無く、喋らずとも
言いたいことが分かる、所謂親友って奴。


知念は彼氏持ちだし、
唯一俺の気持ちを知ってるんだ。

「え〜、でも涼介と大貴脈ありだよ〜。
それに、美男美男なんて称されてるし。」


一応言っておこう。
ここは男子校だ、だから男が男に惚れるんだ。


知念めっちゃモテるしね。


「何を言う涼介。ここの学校の人気No.1は
涼介だよ、僕はNo.2。」


「ふぇ？」


「可愛くて天然天使って。もっと自信持ちなよ。」


「…そうだね、ありがと。」


明日、大ちゃんに告白しよう、そう決意したのに…。







「どうして…。」

彼は、その日不慮の事故で亡くなった。

まだ17歳なのに…。


『バイバイ。』

脳内に彼の最期の言葉が余切った…。

Fin.

改めてどうも、日波 輪廻です。
素敵な作者様方とコラボします。
私も駄作者ながら頑張りますので
宜しくお願い致します。

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