I/Oth Anniversary(JUMP×JUMP)

26:9月26日 ページ32

side yuri

「え、自己中？」

「いや、事故ちゅー。」

今、分かってる癖に全く頓珍漢な事を言ってるのは、
僕のお姉ちゃん。

「でも侑李やるね〜、自分から仕掛けるなんて。」

「いや、事故だから！」

分かってる、絶対分かってる。

なのに敢えて言わないのに微妙な苛立ちを覚える。

「けど圭人君、男にキスされても動じないって、
好きかただのメンバーかどっちかよ？」

「…え？」

「好きだったら、普通に受け入れる。
メンバーでも、仕方ないと割り切り受け入れる。」

でもそれ0か100かじゃん。

「だから可能性は半々ね。
でも頑張ってみる価値はあるわよ。」

まぁそうだけど…。

「一歩踏み出す勇気が出ない…。」

「正に恋する乙女ね。」

デコピンをされ、額がヒリヒリする。

そっちはいーよねリア充で。

「でも圭人君良い男だし、応援するよ？」

良い男…なのか?!

「まぁちょっとヘタレだけどさ。」

「でも、そこも引っくるめて好きなんでしょ？」

いやよいやよも好きの内…だな。

「まぁ涼介君か光君にでも料理を習いなさい。
アンタ本当に料理出来ないじゃん。」

あ、そーだ。頑張ってみよ。

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