＃40 思い出の日々 ★ ページ40
初めてやまに出会ったあの日と違って綺麗に晴れ渡る青い空。
そして青い空によく映える薄桃色……
だいぶ開花した桜の花。
全てが俺らの卒業を祝っているみたいだった。
「…早いな、もう卒業か」
「あっという間だったね…」
やまと出会って約2年……
毎日が輝いていた。
嬉しかったり、悲しかったり、ドキドキしたり……
この人と出会えてよかった。
心からそう思う。
「ねぇ5人で写真撮らない？」
「そうだな、じゃあ校舎と桜をバックに…」
「ゆーてぃーもやまちゃんも早く！」
「おう、今行く！」
「わぁ待って！」
近くにいる人にカメラを渡して撮ってもらう。
横目で見たやまは、今まで俺が見てきた中で1番の笑顔だった。
「…卒業おめでとう」
「あ、�睫收萓検�伊野尾先生も！」
「あの山田くんが卒業かぁ…よかったよかった」
「な、なんで俺だけ…！有岡だって成績やばかったのに」
「俺は山田と違って直感で答え当てられるんだよ！」
「大貴、それ自慢にならない」
「まあまあ、2人とも大変だったのは変わりないと思うよ」
そのうちとっくに卒業して大学生活を送ってるはずの八乙女先輩と薮先輩まで来てくれて、わちゃわちゃしたまま俺たちは教室に入った。
ここに来るのも今日が最後……
2年生のときから変わらない窓際から2番目の列の1番後ろの席。
そしてその隣、窓際の席のやま。
楽しかった2年間を思い出すと自然と視界が霞んだ。
「ゆ、裕翔？お前なんで泣いてんの…」
「あれ…？俺、泣いてる…？へへ、なんでだろ…」
「このままじゃ目腫れるから早く泣き止めって」
持っていたハンカチを俺の目に当ててくれる。
席の離れた知念たちまで心配して来てくれて、そんななか�睫收萓犬�教室に入ってきた。
「まずは…卒業おめでとう。高校生活はあっという間だったと思うけど……みんなが充実してたって言えるなら、俺はすごく嬉しい！
これから大学に行く人、専門学校に行く人、就職する人……それぞれ違うと思うけど、毎日明るく楽しく、頑張ってな」
「なんで先生まで泣いてんだよ！」
「もう俺も歳かなぁ(笑)
とにかく、全員が無事に卒業できてよかった」
�睫收萓犬縫張奪灰澆鯑�れていた大ちゃんもその言葉には泣きそうになっていて。
高校生活の終わりを告げるチャイムの音とともに俺たちは体育館に向かった。
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日波 輪廻(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます(^^)これからもるち様と共にこの作品を良い物にしていこうと思いますので応援よろしくお願いします。 (2020年4月7日 11時) (
レス) id: 2ecd55f01a (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - はじめましてっ！はじめて作者様お二人の作品を拝見致しました！なんというか、すごいドキドキするんですよね！ あとはめげない裕翔君！そして優しい山田君！最高ですよね！これからも応援してますっ！！ (2020年4月7日 11時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日波 輪廻 るち x他1人 | 作成日時：2020年3月27日 16時
