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ニンゲンのコト気に入っちゃった、と言うとヒカは目をぱちくりしていた。
が、俺の言いたいコトが分かったのかニヤリと笑ってきた。
「あの人達でしょ？ 確かに面白い人だったし」
「そうでしょ〜？ それにマカロンたこ焼き、美味しかったしね」
ヒカが持ってきてくれたマカロンたこ焼き。あまじょっぱさがクセになってとても美味しかったが、ヒカがどうやって手に入れたかは……聞かない方がいいか。
「でもあの人達はいい人達だったよね。だってあーんなお堅いじょーしが地球を滅ぼすの止めちゃうんだもん」
あの6人も知らないうちに地球のきゅーせーしゅだよ！なんてヒカは無邪気に言うが、まぁ確かにそうかもしれない。
けど、彼らは同時に俺の救世主でもある。
だって、地球を滅ぼすなんて決議を通されてどうしたら地球を救えるかばかり考えていた俺を救ってくれたんだから。
___俺に、ニンゲンを信じて良かったと思わせてくれたんだから。
……そんな彼らと言えば、気になることがあるんだが……
「そーそー、リョウスケ。あの人達さぁ、まだくっつかないのかなぁ？」
ヒカも全く俺と同じコトを考えていたみたいだ。
「実は俺も気になってたんだよねぇ」
あれからのみんなは少しだけ覗いたけどまだ恋愛関係には発展していなかったみたいだ。
でも、惹かれあっている人達がいることも俺と、ヒカはちゃーんと気付いてるからね？
「イエローシャイン、お願い」
「全く、こーゆー時だけその呼び方して……。 仕方ないなぁ」
俺がお願いすると、なんだかんだ言いつつちゃんと見せてくれるのが彼の優しい所だ。
パァァと光って、映し出された光景。
そこに広がっていたのは____。
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作者名：日波 輪廻 | 作成日時：2022年12月14日 22時
