剣やってないからサイトウエアプですすみません ページ19
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ブラッシータウン
ホップ｢見つけた！ ユウリ！｣ﾀｯﾀｯ
ユウリ｢……｣ﾎﾞｰ
ホップ｢急に出ていくからびっくりしたぞ。 ほら、帰ろう？ ヨウも心配してるしな｣
ユウリ｢……｣
ホップ｢もう夜遅くなるし、寒くなったら風邪ひくかもしれないし、今日は歩き回ったから風呂にも入らないとだろ｣
ユウリ｢わしな、好きな人の幸せが自分の幸せやと思っとったがやけど｣
ホップ｢……｣
ユウリ｢なんでかな。 今どうしてもそうは思えんのよ｣
ユウリ｢わしは自分勝手じゃ｣
ホップ｢自分勝手なんかじゃ……｣
ユウリ｢慰めんでえい。 ホップは優しすぎるがよ｣
ユウリ｢ホップは、わしのこと責めたり怒ったりせんもん…………酒のこと以外｣
ホップ｢……ユウリ｣
ユウリ｢……ごめん。 頭が冷えた。 帰るか｣
ソニア｢あーいたー！ ホップー！ ユウリー！｣ﾀｯﾀｯ
ホップ｢ソニア！ なんでそんな急いでるんだ？｣
ユキハミ｢はみはみ！｣
ワンパチ｢イヌヌワ！｣
ホップ｢おまえ、ヨウのユキハミじゃないか？ ヨウとイーブイは？｣ｷｮﾛｷｮﾛ
ソニア｢ヨウが誘拐されたの！ ふたりとも何か知らない！？｣
ユウリ｢なんじゃとて！？｣
ホップ｢何かって、少し前わかれたばかりだぞ！ 走るの疲れたからしばらく休むって……｣
ソニア｢ばかー！ いくらこの辺が平和だからって外国人の女の子がひとりでいたら危ないでしょ！ 観光客は悪い人に狙われるんだから！｣
ユウリ｢女の子……？ あっ｣
ユウリ(あいつ、服屋の店員の圧におし負けて買っちまったワンピース着とるんじゃった)
ホップ｢どうしよう、おれが置いて行ったから……｣
ユウリ｢まっこと世話のかかるやつやにゃあ！ ガー子、とりあえず警察に｣
サイトウ｢待ってください｣ｻﾞｯ
ソニア｢うわっ！？ サイトウちゃんなんでここに！？｣
サイトウ｢ガラルの会社や組織はほぼマクロコスモスの傘下。 役所だって例外ではありません。 表向きは否定してますが、確実に癒着しています｣
ホップ｢警察に頼れないってことか……？ マクロコスモスが絡んでるから？｣
ユウリ｢観光客が誘拐されただけでなんであの会社が関わっちゅうんがわかるんじゃ｣
サイトウ(だってあのストーカー、マクロコスモスのサングラスをかけていましたから)
サイトウ(遺棄したのがバレるとマズイので適当に誤魔化しましょう)
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作者名：かおり | 作成日時：2020年1月16日 4時
