小ネタ・時系列無視して唐突にシリアスぶちこむ奴〜www ページ11
───────
───
ルザミーネ｢今日はこの服よ。 ボタンは1番上まできちんととめなさい｣
ルザミーネ｢靴はどれにしようかしら。 私のドレスが青だから……｣
グラジオ｢……母様。 あの｣
ルザミーネ｢これがいいわ。 さあ履きなさい｣
グラジオ｢あの｣
ルザミーネ｢……なあに？｣
グラジオ｢この前履いた黒い靴がいい……｣
ルザミーネ｢……｣
ルザミーネ｢私が選んだものが気に食わないかしら｣
グラジオ｢そ、そうじゃない｣
ルザミーネ｢そうじゃないならなぜ文句を言うの？ 嘘はいけないわグラジオ。 正直に言いなさい｣
ルザミーネ｢これ、気に入らないのでしょう？｣
グラジオ｢……｣ｺｸｯ
ルザミーネ｢なにを一丁前に口答えしているの｣
グラジオ(母さんが正直に言えって言ったんじゃないか)
ルザミーネ｢なに？ その目は。 まだなにか言いたいことがあるの？ あなたがその靴を履きたいという主張を私が受け入れると思っているの？ 過去の経験から学べないの？ この会話自体が無駄だと予測できないの？ あなたは私の言う通りにすればいいとわからないの？｣
グラジオ｢……｣
ルザミーネ｢うんざり。 もういいわ｣
ルザミーネ｢今日からはあなたじゃなく リーリエを伴うことにするから｣
グラジオ｢それはダメだ！！｣
ルザミーネ｢なら最初からはむかったりしなければいいのに。 ああ、わざと私にリーリエを呼ぶように仕向けて、それを庇うことで 妹を守る健気な兄ごっこがしたいの？｣
ルザミーネ｢はいはい いいお兄ちゃんね お母さん嬉しいわ｣
グラジオ｢……｣
ルザミーネ｢もういいかしら。 あーあ、あなたとの会話で無駄なカロリーを消費してしまったわ｣
グラジオ｢ごめんなさい｣
ルザミーネ｢罰として今日もご飯は抜きね｣
グラジオ｢……！？｣
ルザミーネ｢余計なこと言わなければ、2日ぶりにご飯が食べられたのにね。 口は災いの元って肝に銘じなさい｣
グラジオ(冗談じゃない、嘘だろ、もう空腹も限界で今にも倒れそうだって言うのに)
グラジオ(今日は食事会だって言うから、やっと食べられると思ったのに)
グラジオ(有り余るほどの食事を目の前にして 食べずに堪えて ニコニコして 大人の人に挨拶して 立ちっぱなしで それを 何時間も)
ルザミーネ｢もっと身長を伸ばしてくれれば私の引き立て役としてさらに良くなるのに、なかなか成長してくれないから困るわ｣
グラジオ(お腹 空いた なぁ)
ドサッ
小ネタ・本編の休憩でシリアスを捏造奴〜www→←グラジオがライダーに変身するベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かおり | 作成日時：2020年1月16日 4時
