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トゲハムシかなんかだと思ってるんじゃないかな ページ38

ネズが1秒前まで立っていた場所は、
ムゲンダイナの爆発の衝撃で見るも無残な瓦礫の山と化している……

ネズ「……助かりました。 お前が押してくれなきゃ今頃死んでましたよキバナ」

キバナ「……」

ネズ「キバナ?」ズルッ

〇〇゚〇「……」ドサッ

ネズ「キバナ!?!? アイアンメイデンにぶち込まれたのかってくらい穴だらけになってますけど!?」

天気の話をするジェントル「ネズさん! 髪の毛が血まみれだよ!!」ギョッ

ネズ「え!?」ビチャッ

ネズ「まさか のしかかった勢いでおれの前髪が刺さって大怪我を!?!?」ガーン

〇〇゚〇「ネ……ズ……」カタカタ

〇〇゚〇「……に、げろ……ここか……ら」カタカタ

ネズ「黙ってろ! 失血死する気か!」

〇〇゚〇「ムゲンダイナ、は……まだ……死んでねえ……」カタカタ

ネズ「跡形もなく爆散したでしょうが!」

天気ジェントル「いや私にはわかる。 さっきのドラゴンはエネルギー体になってまだここをさ迷っているよ。 はれでもあめでもあられでもすなあらしでもないこの天気が証拠さ」

ネズ「な、なんだってー!!」ガーン

ドォオオオオオオオオン!!!!!

ロトム「今のはエネルギープラントが爆発した音と推測されるロト」

天気ジェン「逃げよう! さあ私のポケモンに乗って!」

〇〇゚〇「おれは置い、いけ……重いだけ……から」

ネズ「……しぇからしか!」

ネズ「勝ち逃げなんて許しませんし、助けられっぱなしもイヤですよ。 全部の借りをきれいさっぱり返し終わるまで死んでもらっちゃ困るんだよ!」


───────

ネズ「ということがありまして今に至る」

ヨウ「……」

ヨウ「だからなんでキバナさんがこの場にいんの?」

キバナ「その後もまあ色々あってさあ」タハハ

ヨウ「タハハじゃないよね その後こそが話のキモだよね? え、僕へんなこと言ってる?」

グラジオ「お前はいつもへんだからなぁ……」

ヨウ「ガーン」

ビート「口でガーンって言う人がいますか」

キバナ「あんときのダイサイガイの爪痕が深すぎてナックルシティ無くなっちまったからスパイクタウンのお世話になってんだよ」

マリィ「マリィたちが気絶しとる間にそんなことがあったん……初耳」

ユウリ「……」グビグビ

ホップ「ユウリ、それジュースだよな?」

ユウリ「…………」グビグビグビグビ

☆ページ数あとちょいだしここまでをまとめてみよう!→←俺はネズをなんだと思ってるんだろう?



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作者名:かおり | 作成日時:2020年1月16日 4時

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