混沌を齎す暗夜の使者 ページ13
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ヨウとホップがユウリを自宅まで運んでいる頃
ビート「やれやれ、ジム周辺の見回りも楽じゃないです……この森、キノコだらけで暗いしジメジメしてるし。 そういえばいま何時ですかね」
ビート「ってもう夜中じゃないですか! ぼくとしたことが!」
ブリムオン(途中から野生のポニータを夢中で観察してたわね)
ビート「早く帰って寝なければ明日のコンディションに関わりますね、あなぬけのヒモで帰りま」
ブォ●ォン
グラジオ「うわあーッ!!」ドサーッ
ビート「何も無いところから人が!?」
グラジオ「いったた……」
ビート「だ、大丈夫ですか?」
グラジオ「……問題ない」
グラジオ「ここはガラル地方で合っているか?」
ビート「え? はい、ガラル地方ですよ」
グラジオ「そうか……海の上にでも放り出されたらどうしようかと思っていたが、良かった」
ビート(海の上に放り出される? ああ、何も無いところから出てきたように見えましたけど、上から落ちてきたって事ですかね)
ビート(ポケモンかヘリコプターから落下でもしたんでしょうか)
グラジオ「もうひとつ聞きたいことがある。 黒髪で、俺より少し背が低いカントー人の男を知らないか?」
ビート「カントー人ですか? 見たことないですね」
グラジオ「そうか……」
ビート「今度はぼくから聞かせてもらいますけど、あなたこんな時間に人目の少ない森で何をするつもりですか? それも空から落ちてくるなんて非常識にもほどがあります」
ビート「この森 もしくはアラベスクタウンを荒らしに来た賊であれば容赦しませんよ」
グラジオ「違う。 人探しと調査のために時空を超越しただけだ」
ビート「時空を超越……?」
グラジオ「俺は賊などではない。 禁断の叡智を守護せし王であり 憎き好敵手を捜し闇夜を歩む探索者 かつ聖獣とともに立つ者」
グラジオ「仮面の聖獣騎手(ライダー)インビジブル……と言ったところか」フッ
ビート(何言ってんだこいつ)
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作者名:かおり | 作成日時:2019年12月25日 22時