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｢吹き飛んでください！！｣
レムりんのその声を何度も何度も聞いた。
というより、聞かされた。
お察しの通り、ぼくはハメ技を食らわされたのだ。
起き上がって反撃する暇もなく、すぐにやられてしまった。
｢死んでなかった……｣
リスポーンして、いつもの口癖を呟く。
ミニマップを見てみると、どうやら次に目をつけられたのは忠臣さんだったらしい。
どう見てもあのハメ技を食らっている。
｢あんなの反則じゃんかよ……！｣
文句を言いながらも、アタッカーであるぼくはとりあえず前に出なければいけない。
それなりに早く走って、未だ耐えているジャンヌさんの元へ向かった。
＿＿＿
結果はやはり惨敗だった。 予想通りだ。
｢ごめんなさい……私がもっとうまく立ち回れば！｣
ジャンヌさんが申し訳なさそうに頭を下げた。
｢ジャンヌさんのせいじゃないよ、あの技はもう仕方ないよ｣
｢でも……｣
聖女ジャンヌ・ダルクとして、戦いには決して負けてはいけないという気持ちは、一般人であるぼくにはきちんとわかってあげられないけど、きっとぼくが想定しているよりはるかに落ち込んでいるだろう。
｢下方が来るまでの辛抱だからね、ボイドが何とかしてくれると思うから気にしないで｣
｢下方が来たら我が塵に返してくれる……｣
｢そこまではしないであげようね忠臣さん｣
やけに狙われていた忠臣さんは試合前よりもイライラしているみたいだ。
もう面倒臭いからグスタフさんに丸投げしようと思う。
あの人は大人だしなんとかしてくれるだろう。うん。
2人がマイルームに帰っていった後、ぼくは部屋に帰らずに試合前に寝転んでいたソファにまた寝込んでいた。
(あのレムりん、枝投げも全然当たんなかったし……殴っても殴っても倒しきれなきゃ攻撃力が上がるだけで、逆効果なんだよなぁ)
それに、枝投げが当たっても、近くに寄ってしまえば攻撃力の上がった鉄球をぶつけられて終わり。
なんにせよもう対抗しようがないのだ。
｢……想定の範囲外〜｣
非常に悔しいがそう表現せざるを得ない。
コラボキャラに打ち負かされるのがここまで不愉快だとは思わなかった。
｢下方されないなら、せめてぼくのステータス上がんないかな〜……｣
その時だ。
｢マルコス君、お話しようよ｣
｢リリカちゃん！｣
悩んでいたぼくの前に女神が舞い降りてきた！
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チョコ千夜子(プロフ) - 久々に作品をチェックしたら思っていたより多くの方に評価、コメントされており、急いで新規アカウントを作りました。 時間ができ次第こちらのアカウントでそれぞれの作品を続けようと思います。 これからもよろしくお願いします。 (2018年6月8日 15時) (
レス) id: 8cc726ca6e (このIDを非表示/違反報告)
チョコパイン - お久しぶりです。ここでご報告をさせていただきます。 パスワード分からなくなってログイン出来なくなり続きがかけなくなりました。 もし他サイトで続きを書くようなことがあればまたそれぞれの作品のコメント欄で紹介します。 (2018年6月8日 1時) (レス) id: 8cc726ca6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコパイン | 作成日時：2018年1月29日 15時
