ヨウ｢へ？｣グラジオ｢またかお前｣ベル｢あれ、もしかして？｣ (ページ17)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:5,978 hit

17 ページ17

メイ｢……｣ﾊﾟﾁｯ

メイ(おトイレ……)ﾑｸﾘ

メイ(……ん？)

グラジオ｢｣ｷﾞｬﾝｯ

メイ｢ど、どうしたんですか目をかっ開いて｣ﾋｿﾋｿ

グラジオ｢よく考えたらこいつと同じ寝台など油断できる隙もないと思った｣ｶﾞﾀｶﾞﾀ

ヨウ｢ぅん…………揺れる…………｣ｺﾞｿｺﾞｿ

メイ｢思いっきり寝てますから大丈夫ですって｣

ヨウ｢……んー…………ん｣ｺﾞｿｺﾞｿ

グラジオ｢あッ！？｣ﾋﾞｸｯ

メイ｢うーんとりあえずお茶でものみます？｣

グラジオ｢で、出られない｣ｷﾞﾁｨ

メイ｢布団の中で何が起こってるんだろう｣

メイ｢えいっ｣ｽﾎﾟｯ

グラジオ｢うおっ｣ﾄﾞﾀｯ

ヨウ｢……うぅぅ……？？いない…………｣ｺﾞｿｺﾞｿ

メイ｢今のうちに出ましょう｣

グラジオ｢……｣ｺｸｯ

…………

メイ｢粗茶ですが｣ｺﾄｯ

グラジオ｢悪いな｣

メイ｢……｣

メイ｢ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど、いいですか？｣

グラジオ｢つき合わせてしまったからな。いいぞ｣

メイ｢あの……ヨウさんとグラジオさんってどういう経緯で出会ったんですか？｣

メイ｢すごく仲いいみたいだけど、今みたいに怖がる時もあったりして｣

メイ｢……複雑な関係なんですか？｣

グラジオ｢そうだな……｣ｺﾞｸｯ

グラジオ｢せっかくだから出会った時から今に至るまで教えてやるか｣ｳﾏｲ

メイ｢や、やった！｣

グラジオ｢と言っても、出会ったのはほんの半年前くらいだが……｣

グラジオ｢あいつの妹に聞いた話だ｣

＿＿＿

【ミヅキさんからテレビ電話のお誘いです】

ヨウ｢あ、ミヅキ……1週間ぶりくらいだなぁ｣ﾎﾟﾁｯ

ミヅキ｢アローラ、お兄ちゃん～！｣

ヨウ｢元気そうだね、ミヅキ｣

ミヅキ｢えへへ～、でも電話にすぐ出るってことは、お兄ちゃん……さてはパソコンに張り付きっぱなしだな？｣ｼﾞﾛﾘ

ヨウ｢お母さんには言うなよ？｣

ミヅキ｢それはそれとして、私ハウの他にもいっぱい友達出来たの！｣

ミヅキ｢アーカラ島の人達みーんなとバトルしたんだからね！｣

ヨウ｢そりゃすごいや｣

ミヅキ｢お兄ちゃんも11歳だったら私たちと島めぐりできたのに～｣

ヨウ｢無茶言うなよ、僕もう12歳だぞ｣

ミヅキ｢でも私についてくるなら出来るのに……私の友達にもちょっと年上の人いるよ？｣

ヨウ｢僕はそもそもインドア派です～。大きなお世話です～｣