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「貴様、それは罵倒のつもりか……？俺は売られた喧嘩は買うぞ。」
「あァ？オレなんか売られる前に買い占めっぞ。」
「馬鹿か貴様。」
「バカっつった方がバカ。」
胸倉を掴み合って罵り会う駆堂さんと忍霧さん。路々森さんが爆笑しながらそれを見守っている。
……争いって、同レベルの人間の間でしか起きないんだよね。2人ともどっちもどっちなのだろうが、一応黙っておく事にした。
「おう、すまねェが俺も遠慮するぜ。次のに回してくんな。」
ぎゃあぎゃあと言い合う2人を横目に鬼ヶ崎さんもパス宣言をする。
「カイさん、どこへ？」
「探検。」
………笑みが嘘臭い。まさかパカさんを追う気だろうか。
「カイさんも中々マイペースだにゃ〜。」
「…………パカの行った方角だ。」
………南無三。無茶だけはしないで下さいね鬼ヶ崎さん。
「……忍霧さん、鬼ヶ崎さんを追う気なら気を付けて下さいね。」
「？」
「ルール違反を犯したとなればペナルティ、最悪白の部屋行きなんて事になりかねませんから。何せ極刑と明言されていますし。」
「……善処はしよう。」
その時、卵の前で話をしていた入出さんと伊奈葉さんの所に行っていた駆堂さんが叫んだ。
「だーもう、んなもん適当でいいじゃねーか！マメ女とアイマスク！あと推理女！！テメーら来い！！とっとと終わらすぞ！」
「おー、アンヤ君がやる気です。」
……推理女、って
「えっ私ですか！？育成はともかく恋愛ゲームなんて正直戦力外になる自信しか無いですよ！？」
「テメーはアイマスクの介護！！！ダチなんだろ！？」
「か、介護……。……って、友達……ですか？」
「？ ちげーのか。」
友達。
私には縁の無いものだと思っていた。
……端から見たら私と逢河さんは友達に見えるらしい。
「………私が勝手にお節介をしているだけなので………なんだこいつとか思われてないかなぁ、とは思いますね。いつか友達になれると嬉しいです。」
「そーかよ。」
そう言って入出さんのところに歩いていく駆堂さん。私は伊奈葉さんの所に行くことにした。
「伊奈葉さんは育成ゲームがお好きなんでしたっけ。」
「あ、九瓏さん……。はい、好きです。」
「駆堂さんと呼び分けしづらいでしょうし、好きに呼んでくれて構いませんよ。」
「あ、えっと……じゃあ、Aさんって呼んでも良いですか？」
「勿論。」
伊奈葉さんとはあまり話せていない。この機会に仲良くなれると良いな。
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ユキヨル(プロフ) - 新埜さん» ご指摘ありがとうございます！！非公開になってるのに気がつきませんでした……公開にしておきます！！ (2019年8月26日 18時) (
レス) id: b49c625d58 (このIDを非表示/違反報告)
新埜(プロフ) - ユキヨルさんのお話、文才が凄くて面白いです！！あとすいません、おそらくですが、鮮血湯煙事件のとこ、1話目が非公開になっていると思いますよ!! (2019年8月26日 17時) (レス) id: a85fd0d46b (このIDを非表示/違反報告)
ユキヨル(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます(*´ω｀*)体調気を付けますね！ (2019年8月24日 18時) (レス) id: b49c625d58 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 更新頑張りながら体調にも気をつけてきださいね！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: eadb533606 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヨル(プロフ) - Sayakaさん» なるべく毎日更新出切るように頑張りますo(･ω･o) (2019年8月20日 10時) (レス) id: b49c625d58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキヨル | 作成日時：2019年8月19日 14時
