再。1 ページ5
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設営も終わってバンドの入り時間まであと20分。
そわそわ、と言えばいいのか。
普通にしていられない。
このままでは、先輩に怪しまれかねないので、気持ちを落ち着かせるために、コンビニに向かった。
黒い扉を開けて外に出て、歩き出そうとすると
あー。いるなぁ。
真っ赤な長い髪に
昔と比べて大きくがっしり？した体
と、見たことない女の子？
金髪のマッシュの細い人
180度振り返って、今開けて出てきたばかりのドアに突っ込むように逃げ帰った。
来る、よね、そりゃ…
バーカウンターにいると間も無く私のさっき飛びこんだ黒いドアが開いて、対バン相手のバンドメンバーたちと夕闇メンバーがぞろぞろと入ってきた。
ああ、このまま、バレなければ…
おはようごさいまーすと言いながら、私の前を通り過ぎていく彼らを俯き気味に会釈をしていると
来た。夕闇。
にち「おはようごさいまーす！よろしくお願いしますー」
とも「おはようごさいますー」
よし、二人はスルーできた！
あとは、こやな…
小柳「え、Aやん、Aやん！！」
結論:小柳は鋭い
〜エンディング〜
…てか、笑
現実逃避をしていると小柳さんの声で前を行っていた二人が勢いよく振り返る。
にち「え、Aって…A？」
とも「……………」
じっと見つめてくるともやの視線が、痛い。
あの目は、笑うと細くなる、私が大好きだった目。
千葉「しりあい？」
全身黒コーデのベレー帽を被った女の子がひょこっと出てきて小柳さんに聞いた。
小柳「しりあい、てか…」
それ以上言わないで…！
『久しぶりぃ〜私ここで働いてんだ〜』
絞り出した聞かれてもいない話のその声はブルブルと震えていた。
バレませんように。
私、こんなになっちゃうくらい、好きだったんだ。
とも「スタッフ、ってこと？」
黙っていたともやに突然話しかけられて首を縦にブンブン振る。
にち「へぇー！夢叶えたんだね〜、髪伸びたね」
にっちが昔と変わらない人懐っこい笑顔で近づいてきて、私の髪をさらった。
にっち昔から私の髪を触って
染めないの？とか、髪切った？とか言ってたなぁ…
ちゃんと笑えているか心配になっていると、運良く先輩が夕闇を呼びに来てくれた。
小柳「まぁ、あとでな」
ピッと手を挙げると呼ばれた方に向かっていった。
ともやの表情は見えない。
見られない。
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なぁ(プロフ) - 沙季さん» 沙季さんありがとうございます！ちょっとずつしか更新出来てないのですが、頑張ります！！ (2019年7月11日 16時) (
レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2019年7月11日 2時) (レス) id: 7998ec173a (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - わたり。さん» わたり。さんありがとうございます！楽しみにしてくださってるなんて…！！頑張ります！コメント頂けて嬉しいです！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
わたり。(プロフ) - 突然のコメント失礼します(笑) この作品とても楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: a563c15956 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - なかむらさん» なかむらさんありがとうございます！長編の予感しかしませんが、すごく書きたい作品なので更新頑張ります！ (2019年7月5日 0時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2019年5月15日 2時
