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腰と肩甲骨と、尾てい骨に痛みが走って目をうっすら開ける。
ここどこだ？
真っ黒の天井がだんだん見えてきた。
おいおい、ちょっとまってよ。笑
私は高山くんを起こそうとして、そのまま寝てしまったのだ。
それしかありえない。
腰、肩甲骨、尾てい骨は痛いけど、頭にふにふにした感覚があって横を見ると
左手にしっかり私のギターを抱えて、右手で私に腕枕をする高山くんがまだスヤスヤと寝ていた。
なんだこれ。
『高山くん……』
千葉「んー」
肩を揺らしても起きない。
『…千葉ちゃん…千葉ちゃん…ちばぁ！！』
千葉「んは！はい！はい！起きてます！」
何度揺らしても起きない千葉ちゃんに大声を出すと一発で起きた。
もしかしたら、いつもこうやって起こされてるのかもしれない。
『昨日のこと覚えてる？』
千葉「んー………まって。俺、もしかして、手出し、」
『てない、大丈夫大丈夫』
大丈夫だけど、大丈夫ではないと思う。
千葉「うわ…めっちゃライン来てる…」
スマホの画面を見て、白い顔をさらに白くさせていた。
『大丈夫…？』
千葉「うーんまぁ、今日は午後集合だから、大丈夫、かなぁ…」
ぽちぽちとスマホをいじって、おそらく夕闇メンバーにラインを返しているとあ！っと急に顔を上げたので私はビクッと肩を揺らした。
『どうしたの？』
千葉「俺昨日ギター壊れたじゃん！」
そうだった。ペグが折れてるから、使い物にならない。
千葉「あーどうしよう…すぐなおるかなぁ…」
『……ああ、私いい修理師知ってるよ』
千葉「え！本当に！！」
『うん、他のところよりは早く直してくれると思う』
千葉「お世話になってもいいですか…」
『いいよ、もう開くと思うから、行こうか』
千葉ちゃんに一生分ありがとうございますを言われながら、知り合いのギターショップに向かう。
渋谷の朝は空気が悪い。
いや、いつもか。
淀んだ空気と朝のさわやかな空気が混ざり合う中で、
昨日初めて会って、朝起きたら隣で腕枕してくれてた人が、ふわふわ歩く。
まぁ、いいか、
こんな日があったって。
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なぁ(プロフ) - 沙季さん» 沙季さんありがとうございます！ちょっとずつしか更新出来てないのですが、頑張ります！！ (2019年7月11日 16時) (
レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2019年7月11日 2時) (レス) id: 7998ec173a (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - わたり。さん» わたり。さんありがとうございます！楽しみにしてくださってるなんて…！！頑張ります！コメント頂けて嬉しいです！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
わたり。(プロフ) - 突然のコメント失礼します(笑) この作品とても楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: a563c15956 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - なかむらさん» なかむらさんありがとうございます！長編の予感しかしませんが、すごく書きたい作品なので更新頑張ります！ (2019年7月5日 0時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2019年5月15日 2時
