煙。1 ページ32
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それから一週間。
休みの日にけたたましい着信音で起こされて不機嫌を通話ボタンに叩き込んで起きた。
あ、もしもし？
その呑気そうな声はタマキで、
遅れたけど、千葉くんのギターが治ったと。
『んで、何で私にそれを電話するの？』
タマキ(たぶん、千葉くん番号は間違って書いててさ〜)
なるほど。
��A暇でしょ？届けて��
宅配料を友人を使って浮かそうとするなんて、ある意味商売上手だと思う。
そして今、千葉くんの家の前。
必死にあの日の記憶をたどってやっと辿り着いたけど、
よく考えたら、事前に連絡するべきだし、家に居なかった時のことを全く考えてなかった。
それを考えなかったくらい、タマキにイラついて
まぁ居なかったら、いるところまで行って渡せば良いか、くらいに思う。
私は結局仕事する時以外は全て暇なのだ。
ピンポーン…
突然来てよかったのか、と今更後悔しても遅かった。
もういいや、サッと渡して、その辺で美味しそうな店を見つけて、食べて帰ろう。
え？え？と中から声がして、バタバタと音がする。
ガチャ。
『あ、これ、ギ、ター……！』
ドアを開けてくれたのは
ともや「なんで、A、」
『なんで、ともや、』
二人で目を合わせて、まるで蛇に睨まれた蛙のごとく硬直していると、後ろからニコニコしながらにっちが顔を出した。
にち「千葉、今こやとコンビニ行ってていないから、上がったら？」
____________…
気まずい。と、思う。
にっちは私に、お茶飲む？おかし食べる？と色々聞いてくれて、とりあえず断るとさらに気まずくなると思うから、全てにうん、と答えた。
気まずさの原因は
ともや「…………」
なぜか、まっピンクあいのりのパソコンで何やら作業をしながら、貧乏ゆすりしてるともや。
喋らないからわからないけど、明らかにイラついてる。
怖い。マジで怖い。
もしかして、来たらダメな時だったかな…
にち「これさ〜企画で使って余ったやつだから好きなの食べて〜」
袋いっぱいのお菓子とペットボトルのお茶とコップを持ってきてくれた。
『企画…？あ、YouTubeか』
にち「そうそう、ここも千葉の家兼撮影場所だよ」
これ好きそう、と袋の中からお菓子をセレクトしてたくさん渡してくる。
なるほど、そういうことか。
だから、にっちとともやがいたのか。
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なぁ(プロフ) - 沙季さん» 沙季さんありがとうございます！ちょっとずつしか更新出来てないのですが、頑張ります！！ (2019年7月11日 16時) (
レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
沙季(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2019年7月11日 2時) (レス) id: 7998ec173a (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - わたり。さん» わたり。さんありがとうございます！楽しみにしてくださってるなんて…！！頑張ります！コメント頂けて嬉しいです！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
わたり。(プロフ) - 突然のコメント失礼します(笑) この作品とても楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: a563c15956 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - なかむらさん» なかむらさんありがとうございます！長編の予感しかしませんが、すごく書きたい作品なので更新頑張ります！ (2019年7月5日 0時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2019年5月15日 2時
