★ゼン×キス ページ14
『ゼン、キスしよう?』
ゼ「なっ…!?おまえはまたそうやって…!いつも軽い気持ちでキスしよう、なんて言うな!」
『なんで?恋人同士なんだし、いいじゃない』
ゼ「ダメだダメだ!」
耳まで真っ赤にして怒るゼンが面白くて、よくこうやってからかっている。
『だってゼンってば私が言わないと自分からキスなんて全然してくれないじゃない』
ゼ「…!そんな軽くしていいもんじゃないだろう!」
年のわりに本当に純粋な男の人だと思う。
きっと恋愛に対するミツヒデの教育がなってないんだな…。
いつもこうやってからかってはいるものの、結局キスはしないゼンだったが今日は違った。
『はいはい、わかりました。もう言いませんよーだ。
オビのとこにでも行って遊んでこよっと』
オビとは話しが合うのでゼンが相手してくれない時はいつも相手をしてもらってるから今日も行こうとすると後ろからゼンに抱きしめられた。
ゼ「…くな」
『ゼン?』
ゼ「行くな!」
そう言うとゼンらしくない少し荒っぽいキスをされた。
『〜〜!』
ゼ「いつもキスしてって言うわりにキスされると真っ赤になるのな」
『急にされたからよ…!そういうゼンだって自分からしたくせに真っ赤じゃない!』
ゼ「うっ、うるさい!」
お互い顔が赤いのがおかしくて笑い合った。
ゼ「…オビのとこに行くのか?」
『…ゼンのとこにいる』
ゼ「…そうか」
目が合うと今度はお互いを求め合うようにキスをした。
___いつもとは違ったゼンを見れてちょっと嬉しかったAだった。
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年4月16日 23時