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次の日、白雪には安静にしてと言われたが捻挫したとはいえ動ける程度だったので、厨房に行き今日の仕事をしていた。
厨房では昨日のミツ兄との稽古についていろんな人に聞かれた。
城内を歩いている時も衛兵の人に稽古について聞かれ、「次は一緒にやりませんか」と言われたので「是非やりたいです」と言ったら喜んでいた。
オ「へ〜まだ懲りてないんだ。」
急に後ろから声をかけてきたオビは、いつものようなふざけた感じで言っているが目は笑っていなかった。
オビと会うのは昨日薬室で会ったのが最後だった。
『オビまで私が剣を扱うの拒むの？』
オ「A嬢には必要ないでしょ？怪我したら料理だって出来なくなるよ。それに俺がいるんだしA嬢の事は俺が守るから。」
『…でもオビは白雪の護衛でいない時だってあるでしょ？それは無理だよ。私といつも一緒じゃないんだから。』
あ、今のは言い方良くなかったな…ごめんと言おうとしたら勢いよく手首を掴まれどこかへ連れていかれた。
行く途中、話しかけても無視されオビは歩き続ける。
連れて来られた部屋は私のあのお気に入りの部屋だった。
部屋に入るなりドアをバタンと閉めて近くの壁に壁ドンされたが、壁ドンをした張本人からは甘い雰囲気など全くなく…とても怒っていた。
オ「さすがの俺も我慢の限界なんだけど。昨日からなんなのA嬢。怪我したくせにまだ稽古したいとか、コック辞めて剣士になるとか。薬のせいだとしても、心ではそんな事思ってたのかい？」
『あれはゼンがあんな言い方するから！コック辞めて剣士になれば文句ないと思っただけだよ。』
オ「だとしてもA嬢が剣士になる事も、ましてやコックを辞める事何て誰も望んじゃいないだろ。…婚約者だって今のA嬢見たら悲しむんじゃないの。」
『…。』
オ「剣士になって何かの拍子で大怪我してもう二度と包丁握れなくなったら、それこそどうすんのさ。」
『…。』
オ「…ごめん。俺、主のとこ行くね。」
そう言ってオビは私を残して部屋から出て行った。
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ソラ(プロフ) - キサラギさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新少し時間が空いてしまって申し訳ないですがお待ちいただければと思います！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 125440dea5 (このIDを非表示/違反報告)
キサラギ(プロフ) - 最近赤髪の白雪姫を漫画全巻買って、アニメも見てオビに一目惚れしました。赤髪の白雪姫の小説は中々なくてしょんぼりしていたのですが、こんなに素晴らしい作品に出会えてとても嬉しいです！大好きです！！続きも楽しみにしています！！ (2020年5月28日 15時) (レス) id: 74efbda0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年4月6日 22時
