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夜遅くに話があると言って部屋に訪ねてきたオビを部屋に招き入れ、お互い椅子に座り本題に入る。
『それで急にこんな時間にどうしたの？』
オ「実はさ、心配かけるから口止めされてたんだけど…お嬢さん、今どっかの美少年に行方を探されてるんだよね。前にも髪の色が珍しいからって誘拐された事あってさ、皆その美少年を探してるけど見つからないんだよ。」
『えっ…それってまた危ない事に巻き込まれるかもしれないって事？あっ！明日から白雪タンバルンに行くんでしょ？大丈夫なの？』
オ「そうなんだよね。主は本当は行かせたくないけど兄殿下の命令だし拒否権ないし。それで主が信頼をおく者を同行させるのが条件にして兄殿下に頼んで、それがミツヒデさんだったんだ。」
『あぁ、ミツ兄なら頼りになるし白雪も心強いと思うけどやっぱり心配だよね…。』
オ「まぁ本当ならミツヒデさんだったんだけど、さっき同行するの俺に変わったんだよね。」
『え！？そうなの！？そりゃオビがいても心強いのは変わりないけど…なんで変わったの？』
オ「主はさ、本当は自分でお嬢さんを守りたいけどそれが出来ない。俺は主がA嬢とは別の意味で大事だからさ？もちろんお嬢さんも。だから主が大事にしてるお嬢さんを俺が代わりに守ってあげたいと思ったんだ。」
『そっか…。オビが自分の意志で決めた事だもんね。白雪を守ってね！』
オ「ありがとう。A嬢ならわかってくれると思ったよ。お嬢さんは主に代わって俺が守るよ。」
『うん。でもそしたらオビ明日からしばらくタンバルンに行くから会えないんだね…。』
オ「急に決めたからね、ごめんね。…寂しいかい？」
(明日からしばらく会えなくなるって急に言われたら心の準備もしてないし、寂しいに決まってるよ。)
『…寂しいですね。』
オ「ははっ、なんで敬語になるのさ。俺も寂しいのは同じだよ。だからさタンバルンから帰ってきたらさ、城下行ってデートしようよ。」
そういえば付き合ってから恋仲らしい事は一度もしていなかったな、と思った。
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ソラ(プロフ) - キサラギさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新少し時間が空いてしまって申し訳ないですがお待ちいただければと思います！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 125440dea5 (このIDを非表示/違反報告)
キサラギ(プロフ) - 最近赤髪の白雪姫を漫画全巻買って、アニメも見てオビに一目惚れしました。赤髪の白雪姫の小説は中々なくてしょんぼりしていたのですが、こんなに素晴らしい作品に出会えてとても嬉しいです！大好きです！！続きも楽しみにしています！！ (2020年5月28日 15時) (レス) id: 74efbda0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年4月6日 22時
