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「___…い!___おい!___起きろA!」

『えぇ?!誰?!何?』

びっくりして起きると私はなぜか森の中で寝ていたようだった。

?「やっと起きたか!」

『…え?…エレン?』

エ「おう!久しぶりだな、A!元気だったか?」

そこには私の…

___亡くなったはずの婚約者がいた。

『…えっ、な、なんで…いるの?ってかここどこ?森?私自分の部屋で寝てたはずじゃ…』

エ「あぁ、安心しろ。ここはAの夢の中だ。起きれば自分の部屋にいるからさ。」

『夢…?夢なのになんでこんな会話が出来るの?!』

エ「夢なんだし、なんでもありだろ?」

そう言って笑う彼はいつもの笑顔で答えた。

『そうかな…?でもどうして急に夢に出てきたの?今までこんな事なかったのに…。』

エ「…それはAが新しい恋を自覚したからだと俺は思うぞ。」

『…え?』

エ「…俺はAをおいて先に死んじまったけど、いつもAを空から見守ってるんだ。そしてAを大事に思ってるのはいつまでも変わらない。」

『…。』

エ「Aは今新しく想う相手ができただろう?でもAは自分の想いを伝えるか迷ってる。違うか?」

『…!な、んで…!』

エ「Aの事だからな、よくわかるさ。俺の事が気がかりなんだろ?…A、俺が最期に言った言葉覚えてるか?」

『…うん…。』

エ「じゃあ自分の気持ちはっきり伝えないとな!俺の事忘れられるのはちょっと寂しいけどさ!もう俺はAを幸せにしてやる事は出来ないから…だからAは俺の分まで幸せになってくれ!それが俺とした“最後の約束”だろ!」

『…っう…うん、ありがとうっ、エレン…。』

エ「ったく!泣くなよな!よしよし!Aが前に進めるみたいで俺は嬉しいよ!」

エレンは言葉は荒っぽいが泣きじゃくる私の頭を優しく撫でた。

エ「…じゃあ、俺はそろそろ戻らないといけないから。この先楽しい事や辛い事もたくさんあるだろうけど、A頑張るんだぞ?」

『!もう逝っちゃうの?まだ、話したい事もたくさんあるのに…!』

エ「俺もまだAと話したいけどそろそろ時間切れみたいだからさ。」

そう言うエレンの身体はだんだんと消えかかってきた。

43→←41 オビside



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設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年3月30日 16時

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