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『そういえば、さっき露店にいた時に聞いたんだけど、剣と武術の大会飛び入り参加出来るんだって!ミツ兄と木々姉参加したら圧勝しそうだよね〜。』
オ「そうなの?俺、剣より武術の方が得意だから武術に参加してみよっかな〜?」
『オビさんって身体能力高そうだもんね。ちょっと見てみたいかも…。』
オ「おっ!んじゃ行ってみよっか!」
『あ、でもミツ兄達に言わないと…。』
オ「大丈夫だって!旦那達も子どもじゃないんだから!参加出来なくったら困るから早く行こー!」
私達は武術大会のところへ行った。
司会「次はナナキ選手ー!」
『ん?なんでオビさん偽名なんだろう?』
偽名を使って参加しているのを不思議に思っていたけど、オビさんが相手を難なく倒しているのを見てそんな考えが吹き飛んだ。
いつもゼンに軽口叩いたり、ミツ兄を困らせたりするオビさんばかり見ているせいか、オビさんの戦う姿を初めて見て素直にかっこいいと思った。
オビさんは順調に勝ち進んで行き次が決勝戦。
次の相手は手強そうだな、勝てるかな、と考えていると後ろから「おい!」と声をかけられ、その声を聞いて思わず「あっ…。」っと罰が悪そうな声が出てしまった。
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年3月30日 16時