検索窓
今日:4 hit、昨日:32 hit、合計:135,476 hit

23 オビside ページ23

A嬢が城に来て2週間が経った頃、Aは厨房で勤めているため、あまり会う事がなかった。

そんな中、兵士の間でA嬢の話を耳にするようになった。

兵1「最近厨房に入った若い女の子知ってますか?」

兵2「あぁ、ハルカ侯爵の娘さんだよ。料理の修行のために出かけて5年ぶりに戻ったんだよ。」

兵1「へ〜そうなんですか。女の子なのに他国に修行に行くとかすごいですね。」

兵2「そうだな。若いのに大したお嬢さんだよ。」

兵1「愛想も良いしご飯の時、密かに会えるの楽しみにしてるんですよね〜。」

兵2「まったく、お前ってやつは…。そんな事言ってないで真面目に仕事しろよ。」

兵1「わかってますって。」

通りすがりの兵士達の会話を聞いた俺。

A嬢は上手く厨房の人らと打ち解けているみたいで安心した。

まぁ昔から知ってるとこに戻った訳だし、何かあるとかはないと思ってたけどね。

そんな事を考えながら俺は執務室に向かった。

執務室で作業していた主から明日は主を含めここにいる4人が休みをもらえたらしく、休暇がてらユリカナに出かけないかと言われた。お嬢さんとA嬢も休みだったはずと言う事で6人で出かける事になった。

そして次の日俺は先にお嬢さんを、次にA嬢を呼びに行った。

コンコンコンっ

窓をノックすると寝起きのA嬢が窓を開けた。

オ「おはよう。もうすぐ夜明けだよ、A嬢。」

『えぇ?オビさん?!なんで窓から?てか朝からどうしたの?』

いつものように窓から行ったらA嬢には驚かれた。

オ「今日休みでしょ?ちょっと付き合ってくれない?」

『?うん?大丈夫だけど。』

オ「じゃぁ門で待ってるから準備出来たら来てね。」

そう言って俺は先に主達との待ち合わせ場所の門に向かった。

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
設定タグ:赤髪の白雪姫 , オビ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ソラ | 作成日時:2020年3月30日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。