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馬車に長いこと揺られて眠っていたA。
「おーい、お客さんクラリネスが見えて来ましたよー!そろそろ起きてくださいなー!」
馬車の外からおじさんの起こす声が聞こえる。
んー!と座ったまま寝ていて疲れた身体を伸ばし、馬車の外を覗いてみると、
『わー!クラリネスだ!ほんと久しぶりだなー!皆元気かなー?』
コックに憧れて修行しに行った私。
他国の親戚の家にお世話になったり、そこで知り合った料理仲間とまた違う国へ行ったり、楽しい事や辛い事、…悲しい事もいろいろな事を経験した5年。
今日からクラリネスでコックとして働くために戻ってきた。
馬車から降り城下を歩いていると小さい頃から見知ったお店や道を見て5年でもとても懐かしく感じていた。
酒屋やカフェ、パン屋などいろんなお店を見ていて私は思った。
正直シェフに憧れて修行しに行って、いろいろな料理が作れるとはいえ、王城ウィスタルで働くか、自分の店を持つか、どこかのお店で働くかどうするかまでは決めていなかった。
そんな事を考えながら私は今日帰国すると連絡していた幼い頃からお世話になっているウィスタル城へと向かった。
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年3月30日 16時